4度の自殺未遂、その後は精神科病院に入院したり、デイケアに通ったり、生活保護を受けたりと、紆余曲折の人生を送ってきた小林エリコさん。
強い希死念慮に苛まれながらも、ここまで生き延びてこられたのはなぜか。出会ってきた人たちとのやりとりを振り返り、「生きること」の意味を考え直したエッセイ『私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに』の刊行を記念して、トークイベントを行います。
小林さんのご経歴や、自殺やメンタルヘルス、また書籍の内容から派生してのトーク、ミニコミ文化などについて、オンラインにてお話しいたします。コロナ禍で女性の自殺も増えている昨今、生きていくためのヒントになるような内容を予定しています。
■オンラインイベント詳細
『まだ人生を1回も生き切っていない私たち』
日時:3月4日(金)START / 19:00
【通常配信チケット:¥1,800】
【書籍付き配信チケット:¥3,300】
■配信チケットはツイキャスのページをご覧ください
※購入受付期間は3/18(金)まで。アーカイブは3/18(金)23:59まで視聴可能。
※画質の調整が出来ますので、ご自宅の通信環境に合わせてお楽しみください。
※配信内容の録画やスクリーンショット、再配信などの行為は禁止となっております。
■詳細はラテラルのページをご覧ください
アーカイブ視聴もできますので、当日ご都合が合わなくても大丈夫です!
お家でまったり小林さんのお話、聞いてみませんか?
私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに
「孤独だったんですね」
その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――
いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができた。
どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。
「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬氏 絶賛!