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フィンランドで暮らしてみた

2022.04.29 公開 ポスト

フィンランドのジェンダー意識。というかそれはジェンダー“外”意識芹澤桂(小説家)

フィンランドの企業で働いているといまだに細かいことで日々混乱する。日本だったらこうだけどフィンランドではどうなんだっけ。

この原稿を書いている今、腕がぷるぷるとしている。脚はがくがく。完全なる筋肉痛である。昨日職場にて、重い荷物を運んだのだ。

社会人になってからずっとIT畑や物書きという「実体のないものを売る」仕事ばかりしてきたので、具体的な商品がある企業で働くのは初めてだった。フィンランドに来てからも依然として私の仕事はITやマーケティングという、ものを生み出さないタスクばかりだけれど、たまたま他部署が作った製品をパッキングして写真撮影用にフォトスタジオに送らなければいけない案件が発生した。

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芹澤桂 小説家

1983年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2008年「ファディダディ・ストーカーズ」にて第2回パピルス新人賞特別賞を受賞しデビュー。ヘルシンキ在住。

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