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山野海の渡世日記

2022.05.09 公開 ポスト

第11回

「赤城の山も今宵限り…」辰巳柳太郎に私も舞台の上でしびれていた山野海(女優、劇作家、脚本家)

子供の頃から大好きだったのは山口百恵さん。

寝ても覚めても百恵ちゃんが好きで好きで、当時テレビを録画する機械などはなかったけど、彼女の出演する歌番組やドラマをテープレコーダーで録音して、歌や台詞を必死で覚え、繰り返し真似をしていました。

当時の私はいつかきっと百恵ちゃんみたいになれると信じていたのです。

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山野海の渡世日記

4歳(1969年)から子役としてデビュー後、バイプレーヤーとして生き延びてきた山野海。70年代からの熱き舞台カルチャーを幼心にも全身で受けてきた軌跡と、現在とを綴る。

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山野海 女優、劇作家、脚本家

1965年生まれ。東京新橋で生まれ育ち、映画女優の祖母の勧めで児童劇団に入り、4歳から子役として活動。19歳で小劇場の世界へ。1999年、劇団ふくふくやを立ち上げ、全公演に出演。作家「竹田新」としてふくふくや全作品の脚本を手がける。好評の書き下ろし脚本『最高のおもてなし!』『向こうの果て』は小説としても書籍化(ともに幻冬舎)。

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