『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』(鈴木綾さん著)の発売前にゲラを読んで感想を送ってくださる方を募集しました。感想の文字数を(100字以上)としていましたが、実際、届いたのは、しっかりとした分量の文章ばかり。少しずつご紹介します。今日は、ペンネーム「真夏日和」さんからの感想です。
少しでも努力しようと前向きになれた
女性がひとりで生きることは常に誰よりも風が吹いてくる方向に向かって歩いていくようなものだと常々思っていて、作者はそれを世界で実践している素敵な人なんだなぁと思って全文読了しました。
日本の立ち位置みたいなものを考えるきっかけになったかもしれません。
コロナ禍で日本は世界に繋がる扉をめちゃくちゃ閉めたと思う。でもこのままだと取り残される感はある。どんな場所にいても何かを始めるにはたぶん、遅いことはないし少しでも努力しようかなと前向きになれた。
フェミニズムがわからない男性のはなしも何枚も付箋を張りながら読んだし、あとブッククラブはあるあるで笑った。自己啓発やビジネス本は私も苦手すぎるし小説の読書会を友だちとやっているから余計におかしかったです。
人よりめちゃくちゃ頑張らないといけないのは正直なところしんどさしかないけれど、ちょっとだけやりたいことをちゃんと考えようかなと前向きな気持ちになれました。
ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた
大学卒業後、母国を離れ、日本に6年間働いた。そしてロンドンへ――。鈴木綾さんの初めての本『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』について
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