毎朝、300円のラテを買って出社する。「送料無料」のために余計にモノを買う。「格安SIM」を検討したことがない……。もし思い当たるところがあれば、あなたは「隠れ貧乏」かも? 将来、後悔しないためにも読んでおきたいのが、ファイナンシャルプランナーで「家計再生コンサルタント」の横山光昭さんによる『1日500円の小さな習慣』です。実践すれば、みるみるお金が貯まるようになる本書から、ぜひ試していただきたいメソッドを紹介します。
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支出を「消・浪・投」に分ける
「貯金するためにもっと節約をしなければ」と思っている人は、とかく自分がどれだけ使ったかという支出の金額にばかり目が行きがちです。
けれど、本当に大切なのは、使った金額ではなく、「自分がお金をどう使ったか」という意識です。
お金を貯めて、上手に増やすためには、まずお金の使い方に対する意識を変えなければなりません。
「消・浪・投」は、お金の使い方や意識を変えるのに最適な家計管理法です。
「消・浪・投」の分け方は次の通りです。
・消=消費
生活するうえで必要なお金。
(食費、水道光熱費、日用品費、教育費、医療費、交通費、お小遣いなど)
・浪=浪費
「必要」ではなく「欲しい」と思って購入したもの。ムダ遣い。
(お酒やたばこなどの嗜好品、ギャンブルなど)
・投=投資
スキルアップや将来の収入につながるもの。
(貯金、資産運用、学ぶためのお金、資格試験代など)
この3つの視点で支出をとらえてみるだけで、お金を意識して使うようになります。
食費や光熱費など、費目ごとに細かく分ける必要はありません。
支出を「消・浪・投」に分けて集計するだけでかまいません。
「隠れ浪費」をあぶり出そう
自分のお金の使い方のパターンを把握できるようになると、何か買おうと思ったとき、「これは本当に必要なものだろうか?」と、立ち止まって考えるようになります。
「友人との飲み会は浪費だな」
「このパーティーは、仕事のための投資だな」
そんな風に、3つの分類は「自分がどう感じるか」が基準となります。
同じ飲み会でも、遊びだと思えば「浪費」に、将来役に立つ人脈づくりだと思えば「投資」と考えます。
後から考えて「あの飲み会は、結局ただの浪費だったな」と思えば、「投資」から「浪費」に変更してもかまいません。
もちろん、「浪費」も息抜きのために多少は必要です。
ただ、「浪費」というとどこか後ろめたい気持ちになるため「消費」や「投資」に振り分けてしまう人がよくいます。
そうすると、本当は「浪費」なのに見えなくなってしまい、「隠れ浪費」が増えてしまうので注意しましょう。
洋服、化粧品、エステなどは、場合によっては「自己投資」ともいえます。
ただ、収入に見合わない過度の「投資」は、「浪費」につながります。
「投資」と考えて使っているお金について、「これは自分にとって本当に『投資』なのか?」ということを常に突き詰めて考えるクセをつけましょう。「消費」についても同様に考えます。
判断に迷うことは、悪いことではありません。迷いながら、自分のお金の使い方を振り返ることに大きな意義があります。
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この続きは書籍『1日500円の小さな習慣』をご覧ください。
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