2022年下半期 うお座の運勢真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊『2022年下半期 12星座別あなたの運勢』より、12星座別・ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。

総合運

さあ、両手を広げてギフトを受け取ろう

2022年上半期は、いかがお過ごしでしたか。うお座の人のホロスコープを拝見していると、「とにかく忙しかった！」という人がとても多いのではないかと想像しています。昨年末に「幸運と拡大の星」と呼ばれるラッキースター・木星がうお座のところに巡り、「12年に一度の幸運期」などと呼ばれる時期がスタートしました。実は2021年夏にも一時的に巡っており、2022年前半に来たのはセカンドシーズン。木星が巡ると、未来の幸運の“種”のような役割をするチャンスがたくさん訪れます。それらにしっかり向き合うと、努力の結果が拡大して、嬉しい結果が出やすくなります。そうした意味で「幸運と拡大の星」と呼ばれるわけですが、チャンスがやってくるときというのは、そのキラキラした語感とはまるで印象が異なる、ベタな努力が必要とされます。「あなたはどう思うの？」とやたら聞かれますし、試されるようなことも起こります。自分が前に出ていかなければ始まらないことも多々あります。これまでにない挑戦をすることもあれば、人との接点も増えるでしょう。はっきり言ってお腹いっぱい・胸いっぱいの状態で、「いいこともあったが、それがかすむくらい忙しかった」などと思う人が多いのです。

うお座のところに木星が滞在していたのは、2022年5月上旬まで。下半期は、年始からの忙しい日々のなかで新しく始めたり、頑張ったりしてきたことの「成果」や「結果」を、たくさん受け取ることになっています。

 

たとえば、上半期の努力が認められて収入やポジションが上がる人はとても多いことでしょう。フリーランスや副業をしている人なら、昨年よりずっと条件がいいだけでなく、「自分らしい」仕事を依頼されるようになっているだろうと思います。得意ジャンルと呼べるものを、自分で主張するだけでなく周りも認めてくれるようになるのです。

上半期に新しいことにチャレンジした人は、そろそろ仕事のプロセスに慣れたり、仕事をしている姿が板についてきたりしているのではないでしょうか。上半期はただただ忙しくて「とにかく目の前のことをこなす」という状態だった人も、工夫や提案をするなど、プラスアルファのことをできるだけの余裕ができているはずです。これらは全部、上半期の自分からのギフト。「なんか最近、調子いいな！！」とだけ思っていても良いのですが、頑張った自分をねぎらってあげるともっと良いだろうと思います。褒められたら、嬉しい。それは心だって同じことです。そして自分が頑張ったことを一番よく知っているのは自分ですから、その自分をはっきりとねぎらう意識を持つというのは、何よりも心の栄養になるはずです。よく頑張ったね。あそこで踏ん張ってくれて、折れずにいてくれて、ありがとうね。そんなことを、あなたの言葉で心に浮かべてみませんか。

 

こうした発展を受けて、8月下旬から2023年3月下旬までの間に引っ越しを決意する人は多いかもしれません。「もう実家を出ても、立派にやっていけそうだ」と思う人もいれば、仕事の幅が広がって家が手狭になる人もいそうです。リモートワークや独立によって自由を手に入れ、思い切って前から住んでみたかった場所に移住を決意するというのもアリでしょうね。そうした、かなり思い切った居場所の変化が、自分の変化とリンクしてくるときです。毎日、目にする風景を自分で選ぶ。そうすることで、より自分に自信が持てるようになる人は多いだろうと思います。

開運の基本は「運がいい時期は行動を起こし、要注意の時期は立ち止まって足元を固める」というもの。申し上げるまでもないことですが、「引っ越ししなければ災いが」といったことではありません。ただ、もし自分にいい追い風が吹いているなと思えて、さらに「こういう場所で暮らしたい」というシーンが想像できるなら、思い切る価値はあるという意味合いです。「どうしても引っ越しはできそうもないけれど、気分は変えたい」ということであれば、インテリアを変えるというのもいい選択になるはずです。今の気分にぴったりの風景にできるといいですね。

 

「自分らしさ2022年版」の完成

10月28日から11月24日にかけて、うお座の人々には「自分」について、改めて考えさせられる、向き合わされるような出来事が起こります。仕事で「自分らしさをもっと出して」と言われたり、就職活動のときによく行われる「自己分析」的なことにトライしたり。あるいは、占いで改めて自分の性格を分析して「そうそう、こんなとこあったわ」と思い出すのかもしれません。

ちょっと面白い（と言ったら叱られてしまうかもしれませんが）のですが、急に、これまで好きで着ていた服が似合わなくなる、といったことも起こりそうです。「シーズンごとにお買い物をするような大好きなブランドなのに、今季は全然欲しいものがない」とか「自分が着るとなんだか安っぽく見えるようになった」といったこともあるでしょうか。メイクやヘアスタイルも同様です。「脳内にいるいつもの自分」と「現実の自分」に、ギャップが生じるのですね。

実は、これは冒頭で書かせていただいた「ラッキースター・木星がうお座のところに巡る」というイベントのサードシーズン。そう、2021年から短期間に2回、うお座を訪れた木星ですが、ダメ押しをするように3回目もあるのです。10月末から12月20日、木星はうお座に滞在します。

 

ここで問われるのは、「自分らしさ」。2021年夏のファーストシーズンも、2022年上半期のセカンドシーズンも、一貫して「自分」にフォーカスが当たっていました。そしてラストとなる今回のサードシーズンで、「自分らしさ」と向き合わせてくれるのです。

 

自分が考えること、行動したことをすべて知っているのは自分です。それなのに、人は意外と自分のことを知らなかったりします。だから占いや心理テストに関心が集まるのでしょうが、特に「自分らしさ」というのは、考えれば考えるほどわからなくなってきたりします。特に人に話したり、面接で自己PRをしたりするときに引き合いに出す「自分らしさ」は、多かれ少なかれ「社会的望ましさ」のバイアスがかかっているでしょう──「こう答えたら、きっといい人だと思われるだろう」といった。

 

この時期、あなたは自分と向き合う時間や、急に似合わなくなるものを通して、「自分らしさ2022年版」を明確に認識していくでしょう。服やメイクで「らしさ」を演出していた人は、自分のなかに「らしさ」を探すようになるでしょう。また、社会的望ましさを踏まえて「自分らしさ」を演出していた人は、本来の自分に帰ってくることになります。そして、「少なくとも、2022年の『自分らしさ』は、これだ」と思える自分を、見つけ出すのです。人によっては心が晴れて、今までよりずっと生きやすくなるだろうと思います。

 

12月20日、木星はうお座をあとにして、直近ではもう引き返すことはありません。またうお座に巡ってくるのは、12年後。その頃のあなたは、どんな自分になっているでしょうか。今の気分や考えを手帳か何かにメモしておくと、12年後のあなたが「ふふっ」なんて、するかもしれません。「この12年は、このときに決めたこと・考えたことをベースに生きてきたんだな」と振り返ったりして。ここで「自分らしさ」を明確にするのは、このあとの人生を「ほんとうの自分」で生きることにつながるんですね。

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※完全版（12星座分）のみの特典となります。星座別の分冊版からはご覧いただけません。恐れ入りますが、ご了承ください。

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