人気占い師、真木あかりさんの新刊『2022年下半期 12星座別あなたの運勢』より、12星座別・ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。
総合運
自分が生きやすい「ホーム」を、丁寧に作りあげていくとき。
2022年下半期、やぎ座の人は「ホーム」に目を向けます。これは2023年5月半ばまで続く流れであり、「ホーム」とは文字通り、自分の家や部屋が対象になります。職場に愛着を持つ人であれば、オフィスを大切にしたい、快適に過ごせるよう整えたいと思うでしょう。家があまり居心地のいい場所とは思えない人もいるでしょうか。その場合は、行きつけの飲食店や定宿とするホテルなどのサードプレイスを持つこともあるかもしれません。ほか、家族や気が置けない友達などの人も「ホーム」ですし、「思想的な基盤」「我が家の家訓」のような自分をかたちづくるルーツも「ホーム」のうちに入ります。リラックスして接することができるもの、素の自分でいられる時間、子どものときからの習慣。あなたなら、どのような場所や人、思いなどを連想するでしょうか。
こうした「ホーム」をメインとして、2020年末からスタートした「お金、資産」というテーマに向き合う時期は、2023年3月上旬まで継続。加えて、8月下旬からは「生活、仕事、健康」に強めのスポットライトが当たり、2023年3月下旬まで継続します。つまり、春頃まではゴリゴリに「生活」がクローズアップされるのです。家、お金、モノ、仕事、健康。圧倒的な目の前の現実を生きるのが、この2022年下半期のやぎ座です。
といっても、やぎ座の人たちは、特別に「生活!!」などと意識をすることは、ないかもしれません。やぎ座の人たちは基本的に、社会に順応し、習慣を守り、実際的な行動を取ることを良しとするからです。
ここでちょっと、ひとつ前の星座のいて座を引き合いに出しましょう。彼らは大いなる楽観性で、現実離れした抽象性や自由を追求する星座とされています。そうやって世界を大きく広げ、哲学的思考をもって人生に意義を見出すのです。しかしそうした部分が行き過ぎると、ただのいい加減で地に足がつかない発想ばかりをする、困った人々になってしまいます。そんないて座に続くやぎ座の人々は、彼らの行き過ぎた部分を「いや、ちゃんとしようよ!」と現実的な視点に引き戻すように生きる人々です。星座の順番というのは、ひとつ前の星座において過剰になりすぎた部分を、軌道修正するように並んでいるのですね。
ですから、自分を保護するために家を作り、生きていくためにものを確保し、社会を維持するために仕事をするというのは、やぎ座にとっては「当たり前」のこと。星々が投げかけてくれる意味に沿ったアクションをすることが開運の基本ですから、普通に暮らしていれば自然に運が開けていきます。「なんか最近、物事がスムーズに進むな」「なんだか生きやすいな」なんて感覚を、抱くようになるかもしれません。
念のため具体的に申し上げておきますと、「ホーム」だけに住まいに関連した用事は多めになります。より良い住環境を求めてお引越しをしたり、大々的に模様替えをしたりする人はとても多いでしょう。お金に関しては、減らさないように維持し、堅実に増やすということをすでに実践なさっていることと思います。そのままでも大丈夫ですが、10月23日までは「必要だと思ったことには、ケチケチしない」ということもまた重要な時期となっています。堅実なのは素晴らしいのですが、ケチになってしまえば自分の世界を狭めてしまうこともままあります。夏から秋にかけては、そのバランス感覚を意識して、上手に使うということを考えていけると素敵です。
仕事に関してはふたつ、大事なことがあります。ひとつは前述のように、自分への投資をしてスキルに磨きをかけ、稼ぐ力をやしなうこと。そしてもうひとつは、仕事と健康のバランスを取ることです。ハードワークになりがちな時期ですが、無理が生じているようであれば、調整をするのもこの時期には欠かせないアクションです。
外部のものに関心を向けるよりも、自らを磨き、身近な環境を整えることで生きる力をやしない、維持していく。前述の通り、あなたは持ち前の資質により、すでに2022年下半期の運がいいことは決まっています。それでも敢えてやるといいことを列挙したのは、人間は自分が想像できる範囲でしかものを考えられないためです。
生活観は、人それぞれ。育ってきた環境によって、「生活」の2文字から連想されるものは違うかもしれません。もちろん、どの生活観が当たりでどれがハズレ、などといったジャッジは愚の骨頂。どれもそれぞれに、大事で尊い生活です。ただ、もし「これは自分にとって、大事かもしれない」と思われたことがあれば、ぜひやってみてください。きっと、運に追い風が吹くでしょう。
少し先のお話になりますが、あなたは2023年5月半ばから、約1年続いていく「愛と自己表現の季節」に入ります。「自分はこれが好きだ」「自分はこうしたい」と思えるものを見つけたり追いかけたりするラッキーイヤーです。その時期が到来したとき、好きだ、大切だと胸をはって主張するためには、ぐっとふんばれる安定した土台が欠かせませんね。今年の「生活!!」ということが強調された星回りは、すべて個人をエンパワーするものです。あなたの足元を、必ずや確かなものにしてくれるでしょう。
家族の風景が変わるときは、絆を強めるとき
家族に関する問題を抱えている場合は、この2022年下半期から2023年上半期にかけての間は非常に重要な年です。なんらかの決着をつけるなり、解決をはかるなりするには、ここがもっとも問題を解決しやすい時期だからです。気が重いのも確かとは思いますが、先延ばしすることなく向き合っていけるといいですね。
特に問題はない場合でも、家族の誰かが家を出たり、逆に結婚して家族が増えたりと、メンバーに変化が生まれやすいときでもあります。ごはんがなかなか減らなくなってびっくりしたり、家を増改築したり、子どもの声が響くようになったりと、生活は変わっていくのでしょう。
ちなみに、この時期は「自立」というテーマもクローズアップされます。ひとり暮らしをしたことがある人なら経験があるかと思いますが、いざひとりで暮らしてみると、今までどれだけ親に生活面で甘えていたか、ということがわかったりします。これからは、自分でちゃんと生活を成り立たせていこう。こうした思いに至る人も、とても多いだろうと思います。
知的冒険の先にも、「ホーム」があるかも
11月から12月下旬にかけて、やぎ座の人はフットワーク軽くあちこちに出かけていったり、人と会ったりすることになるでしょう。知的好奇心がいつも以上に刺激され、初めてのことにチャレンジしたり、勉強したりといった機会も多くなりそうです。これは今に始まったことではなく、2021年夏や2022年前半にも経験しているはず。その頃に出会ったモノや人と再会していい刺激をもらえたり、「何これ、面白そう!」と飛びつきたくなる対象を見つけたりすることで、知的冒険の旅がスタートするのです。勉強会やセミナーといったものからも、学べることが多いはずです。
さて、この晩秋から冬にかけての時期に興味を持つ“何か”は、あなたに「新しいホーム」をもたらすことになるかもしれません。たとえば趣味のサークル、ボランティア仲間といったもの。スポーツにハマっていつも同じ場所で練習をするようになれば、それもまた「ホーム」と呼べるでしょう。こんなふうに、「ホーム」が拡大していく季節は2023年5月半ばまで続いていきます。心の拠り所が増えることで、あなたの生活はどう変わっていくでしょうか。丁寧に、楽しみながら、生きる力をやしなっていけるといいですね。
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※完全版(12星座分)のみの特典となります。星座別の分冊版からはご覧いただけません。恐れ入りますが、ご了承ください。