人気占い師、真木あかりさんの新刊『2022年下半期 12星座別あなたの運勢』より、12星座別・ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。
総合運
楽しむこと、愛することに立ち返る
2022年下半期から2023年上半期にかけて、いて座の日々にはさまざまな愛がいっぱいに満ちています。「もうモテてモテて困っちゃう」という人もいるかと思うのですが、ここでの「愛」を「恋愛」と単純に受け止めてしまうと、あなたを取り巻く世界に散らばった素晴らしいもののいくつかは、視界に入らず素通りしてしまうことになるかもしれません。
あなたならすぐに想像がつくかと思いますが、愛はあらゆるところにありますね。大好きなキャラクターに、ページを繰る手が止まらないほどわくわくする本。尊い“推し”が載っている雑誌、あのお店の料理、あのバーのカクテルに、大好きな街の風景。人それぞれかと思いますが、ときめかずにいられないものを夢中で追いかけるとき、そこにチャンスやご縁がくっついてきます。愛するものをベースに勝負をしかけ、闘うようにして愛に満ちた人生を打ち立てていく人はとても多いでしょう。いて座の人が愛する「冒険」が持つスリルや刺激も、この時期には満ちています。
この下半期の運を自分のために活かすには、まずは「私はこれが好きだ」「私はこうすると嬉しい」「私はこれを楽しいと思う」という意識をはっきりと自覚できていることが欠かせません。いて座の人は常に「私はこうしたい」ということを明確に持っている人々です。だからきっと“無敵”と呼んでいいほどの状態で、この下半期をスタートしているのだろうと思います。
「私はこうしたい」ということが明確になる時期なので、クリエイティブなお仕事をしている人にとってはまたとない活躍のチャンス。自分の内側にあるものをフルに打ち出して、世界にひとつの作品やアイデアを打ち出していくことができるでしょう。自己表現は、愛と並ぶこの時期の大きなテーマです。
もしもこの下半期、人生の岐路にさしかかって「どうしていいかわからない」と思ったときは、あらためて「楽しむこと」「愛すること」に立ち返ってみることをおすすめします。といっても、人生には楽しんでばかりはいられないことも多くあります。愛があるからこそ、悩みもまた生まれるものです。「そんなキレイゴトで片付く問題じゃないんだよ」というのが飾らないホンネであろうと思うのですが、この時期はネガティブな気付きもまた、道を示唆してくれるときです。「いや、こっちの道に行っても楽しくないわ絶対」「愛すれば愛するほどむなしくなってるな~」なんて心がつぶやいているのなら、それはきっとうそいつわりのない“ほんとう”。選択基準として、スルーすべきではないものでしょう。
イキイキと愛するものを追いかけるあなたに惹きつけられるようにして、たくさんの人が周りに集まってくるときでもあります。「あなたはどう思う?」「あなたの意見は?」などと問われることも増えるでしょう。ウケそうな答えを返すとか、相手にとっての「正解」を探るとか、そんなことはどうでもいいです。ズレていようがハズレていようが、心のままにストレートに答えてみると、チャンスが増えるだろうと思います。
そこに、闘う意味はあるのか?
こうした愛あふれる日々のなか、8月下旬からは対人関係に熱が加わります。非常に勢いのある、アツい魂を持つ人と交流が生まれる人は多いでしょうし、あなた自身がその「アツい人」となり、同じ熱量で語り合える人を磁石のように引き寄せることもあるでしょう。温度差のある人とはぶつかったり摩擦を起こしたりすることも多くなります。ただ、あなたが本気で語り合いたいテーマであれば、その熱をもいいかたちで活かしていくことができるでしょう。相手の意欲を引き出したり、怒りのエネルギーを成長意欲に変えていったりすることは、衝突や摩擦がトリガーとなることも多いのです。
そんななか、ときに「闘い」も生まれるでしょう。愛や夢中になれる対象を、自分が輝くためのチャンスを、あなたが「闘ってでも手に入れたい」と考えるためです。アタマよりもカラダのほうが先に動くといった具合に、思わずファイティングポーズをとっているようなこともあるかもしれませんが、そんなときこそちょっと立ち止まって、「闘う意味はあるのか?」ということを考える時間を持つとよさそうです。相手はそもそも「敵」ではないかもしれませんし、闘う必要もないのかもしれません。勝ったところですぐに飽きてしまう程度のものであれば、敵を作っただけ無駄とも言えます。
カッとしたとき、人はその対象に意識を集中させます。感情は昂り、思考は極端化しやすくなります。だからこそ、見落としてしまうものも増えるのでしょう。無意識のうちに好戦的になりやすい時期だからこそ、自動的に「あいつが敵だ!」などと思うパターンに、飲み込まれないようにしたいものです。大事なことは、あなたがあなたらしく、自分の人生を生きることです。できるだけ、愛に囲まれて。
このアツい季節は、2023年3月下旬まで続いていきます。カッとしてかみ付く、苛立ちをあらわにする、感情を爆発させるといった、後先を考えないような出し方をするとネガティブな部分が強調されるでしょう。闘ってばかりでは、心も疲弊しますね。いいかたちで、活かしていけると素敵です。
疲れたら、「ホーム」に帰ろう
11月から12月下旬にかけて冬枯れの風景が広がる頃、好きなものを追い求めること、何かに夢中になること、闘い続けることがむなしく感じられてくる人もいるかもしれません。いて座の人々は自分が好きだと思うことは夢中で追いかけますし、ここぞと思ったときの集中力は人一倍です。ただ、その意欲は意外と短期的で、追いかけ続けていると意味がわからなくなってしまったり、疲れて意欲を失ってしまったりするのです。
なんかむなしい。やる気がしない。そんなときは、せっかく手に入れたものを打ち捨てたりあきらめたりするよりも、いったん「原点」に立ち返るといいでしょう。自分は何がしたいのか。自分は、何を嬉しいと思うのか。本来の自分らしさという「ホーム」を思い出すことで、無理をしすぎた部分は調整し、自分らしいやり方を再確認し、ゆっくりとまた「闘う力」「夢中になる力」を取り戻していけるはずです。
なお、夏から秋にかけて、夢中で何かを追いかけるなかで、どこか家族や家庭を二の次にしていた人もいるかもしれません。その場合は、11月から12月20日あたりは家でゆっくりする時間、家族や親しい人と会話をする時間を大切にしてみるといいかもしれません。スリルや刺激を追い求めていたなかですり減った心が、優しく補修されていくはずです。ただ、家族だからといって無条件にホッとすることができたり、心にゆとりがもたらされたりするわけでもありませんよね。「家族との時間こそが、闘いだ」という人だって、いるだろうと思います。もしも緊張感のほうが勝ってしまうなら、敢えてひとりの時間を持つのもいいでしょう。サードプレイスなど“ホーム的な場所”を持つのもいいでしょう。そのあたりも、今のあなたであれば創造的に、自分に合った環境を見出し、作っていけるのだろうと思います。
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※完全版(12星座分)のみの特典となります。星座別の分冊版からはご覧いただけません。恐れ入りますが、ご了承ください。