文筆家・ツレヅレハナコさんの最新刊『まいにち酒ごはん日記』が発売になりました。本書は、食と酒と旅を愛する著者が、インスタグラムに綴ってきた投稿の直近3年間分を厳選&大幅加筆修正したオールカラーの日記本です。前半は国内海外と旅に出て外ごはんを楽しむ一方、後半はコロナ禍で自炊生活に勤しむ日々が綴られています。日記本とはいえ情報量がとても多いので、ぜひメモを片手にお楽しみください。また、巻末には「読むだけで作れる31レシピ」も収録されています。本書の内容を、少しずつ抜粋してご紹介します。
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ワイルドなカレー通販
愛する神保町の老舗カレー店「共栄堂」がルーの通販をやっていることを知る。それはもう、大学卒業後からの17年間を捧げた勤務地・神保町の民としては買わなくては……。
20代の頃は、一番安いポークカレー(980円)しか食べられなかった。というか、「ランチョン」同様それでさえ高級。注文して30秒で出てくるカレーで、ごはんとルーの量のバランスがおかしい(ごはん多すぎ)けど大好きだったな。今回、「もう大人ですので!」と高級なビーフカレー(1380円!)の5食分を頼んだところ、まさかの冷蔵&容器にドーン!
ワタクシいま、やたらと忙しい身でして、カレーの小分けしてる場合じゃないのですが……やりましたよ! しかも8食分け。個人的には、このくらいの量が毎回ちょうどいいので意外とアリなのかも。唯一無二のこの味。一瞬で昔がフラッシュバックするのがたまらない。
さらに「やはりポークカレーが好きかも」と思ってしまったので、次はポークにしようかな。
10時間のはじめまして
「食べることと呑むことが大好きで、コミュ力の高い同業界のこの方々。気が合いそうだなあ」と私が勝手に集めた「はじめまして」メンツにて我が家で呑んだ先月。思った通り、異様に盛り上がり(10時間呑んでた)、「第2回をやりましょう!」とさっそく開催。さすがのフットワーク……。
今回は、スタイリストさんのお宅にて「ふみめし」ナイト。呑んべえ舌にしか作れないつまみの数々! そして、さすが器が全部素敵!
ゆで押し麦にホタルイカやそら豆やらキムチやらどっちゃり、にんじんとディル、ニラとセロリのおひたし、かぼちゃとクミン、ホワイトアスパラにパルミジャーノ、サーモンのミキュイ、シェーブルの水餃子、豚らっきょう春巻き、ソーセージとセリの鍋……写真撮れなかったけど、andmore!! あー、面白かった、おいしかった。6人で8本+4ℓ箱ワイン。
しゃべりまくり、呑みまくり、食べまくりで今回も結局、15時から呑み始めて帰ったの午前1時。
栗畑の隣でバーベキュー
近所に越してきた食いしん坊友人のお宅で昼からごはん。目の前が栗畑の昭和な平屋、さすがの素敵ハウスだったわ~。また10時間呑んでた!
ブラッドオレンジのサラダ、ビーツと2種のペースト、牛タンローストに「ともすけ」のサルサヴェルデ、パンコントマテ用のフレッシュトマトにんにくソース、フムス&ディルオリーブオイル寄せ豆腐、毎年のお楽しみ「共働学舎」のさくらチーズなどいろいろ!
めちゃうまな高加水パン、庭での炭火BBQは朝掘りたけのこと青森から取り寄せたシャモロック! 一羽丸ごとなので、もも肉はレモンローズマリーマリネ、むね肉はたたき、モツは蒸し焼き、手羽は塩焼き、ガラはスープとって香菜とシメの意麺に。山盛りワインと推しサラミ、山形「出羽屋」の山菜や野菜で天ぷらや和え物。
「ロワール」の木箱入りブランデーケーキ、たっぷりのミントで、ブルーノ・マーズがプロデュースしているというホワイトラムのモヒートでシメました!
まいにち酒ごはん日記
2018年春から2021年夏まで、ちょうどコロナで世の中が変化した狭間の3年間の飲んで食べて旅して感じたこと、考えたことを集めたオールカラーの日記本。巻末には読むだけで作れる31レシピ付き。
- バックナンバー
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- 人生なにがあるか分からないから楽しい
- レシピ本通りに作ることの大切さ
- 20代の思い出カレー
- ひとりハシゴ酒で、モツ焼きからフレンチへ
- 酒飲みのためのサプリたち
- 絶品パンで台所ワイン呑み
- うなぎには焼酎お湯割りで
- 「カプリチョーザ」でランチ&「レッドロブ...
- 家で作った白身魚の昆布締めで飲む
- 毎年恒例、牛乳瓶ウニがやってきた!
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