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ウェルカム・ホーム!

2022.07.08 公開 ポスト

なぜ今、書店員さんは丸山正樹をゲキ推しするのか?丸山正樹(作家)

丸山正樹さんの最新刊『ウェルカム・ホーム!』が早くも話題沸騰です。

テレビやラジオ、新聞や雑誌と各メディアで「ビターだが希望の灯る、あたたかな介護小説」だと絶賛の嵐!

今回は全国の書店員さんから寄せられた感想大公開のパート4。

なぜ今、書店員さんはこんなにも丸山正樹を推しているのか? 

その理由がわかる熱い感想をご紹介していきます。

*   *   *

私の母と弟が介護施設で働いています。この本を読んでいて、なんて誇り高い素敵なお仕事だろうと、改めて感じました。

介護なんて、っていう言葉を私も耳にすることはありますが、そういう人に、一度この本を読んでもらいたいです。自分の心を洗ってくれることでしょう。

ほんとうに素敵な1冊でした。

ブックスえみたすラスパ西大和店 浦野愛さん

 

現代社会が”見て見ぬふり”をしている問題点をひとりの人間の思考的成長を通して描く作品。

この作品を通して介護現場の改善に目が向けられますようにと願わずにいられません。

現時点で今年いちばん売りたい本です

ダイハン岡本店 五十嵐みゆきさん

 

特養老人ホームの従事者、入居者に焦点をあてた本作は、いわゆる良い本とは一線を画すかもしれないが、私は小説で正面からこんなに殴られたことはなかった

そういう意味では私の中の永遠の課題図書と感じられる作品だった。

ブックマルシェ我孫子店 渡邉森夫さん

 

本人も家族も苦しい介護の現場を、康介の視点から読むと、コメディタッチでとても読みやすく、面白い

特に「別れのワルツ」の章では、ターミナルに入った和子さんの憎まれ口を懐かしく思いながらも、自身が病院で祖父の危篤に立ち会った時のことを思い出していました。

康介と和子さんのおかげで祖父の姿を久しぶりに思い出せて良かったです

康介と鈴子先輩の二人の進展、コロナ禍での成長した康介の姿、続編楽しみに待っています!

ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里さん

 

今時珍しいくらいの素直さが眩しかったです。

人が人を人として接するのはとても難しい。例えばそれがお世話が必要なご老人なら。

久しぶりに情熱に満ちた胸が熱くなるような小説を読ませていただきました。

紀伊國屋書店イオンモール座間店 東 莉央さん

 

介護することもされることも自分の事と思えるようになった私には登場人物の心の声がつき刺さります

原因と解決方法について、自分のこととしてとらえ、考えることで、この先の世の中が生きやすくなる。

そのきっかけを与えてくれる本でした。

川上書店ラスカ店 新谷恵理子さん

 

今どきな若者の新米介護士の康介が激務さに腐りながらも仕事としての介護士のやりがいに気づいていく様子も好感が持て応援したくなりました。

彼らの物語を追いながら自分も遠くないであろう家族の介護や自分自身の人生の終着駅への向かい方についてゆっくり考えていきたいと思いました。

三洋堂書店新開橋店 山口智子さん

 

ホームに入居している人たち、同僚、このみちゃんや同級生、生き方も考え方も様々な人たちのそれぞれに人生があり、心の中で考えているいろいろなことがある、その当たり前のことに気づくことの難しさを思い知らされました

知っていても分かっていても、現実や日々に忙殺されればすぐに忘れてしまいます。

『ウェルカム・ホーム!』を読んで、思い出す糸口をまた一本もらえました。

蔦屋書店嘉島 迫彩子さん

 

コメディタッチでありながら、介護施設、そして、そこで従事する介護士の方々の抱えている問題を的確に描いていて、考えさせられることが多々ありました。

多くの人に読んで欲しいと思えた作品でした。

幕張 蔦屋書店 後藤美由紀さん

 

介護というとやはり素人が想像するだけでも壮絶な感じがしますが家族でも時に事件に発展するような事態が起こりうるような世界ですのでこちらの想像を絶する戦場とも言える毎日が繰り広げられているのだなと改めて感じました。

なぜか世間的な認識が様々な意味で低い福祉関連。

この作品をきっかけにして少しでもまず世間の認知から上がっていったら良いなと考えました。

書泉ブックタワー 飯田和之さん

*   *   *

笑ったのち、7回泣けるあたたかな介護小説『ウェルカム・ホーム!』好評発売中!!

関連書籍

丸山正樹『ウェルカム・ホーム!』

派遣切りに遭い、やむなく特養老人ホーム「まほろば園」で働く康介。体に染みつく便臭にはまだ慣れない。それに認知症の人や言葉が不明瞭な人相手の仕事は毎日なぞなぞを出されているかのようだ。けれど僅わずかなヒントからその謎が解けた時、康介は仕事が少し好きになり……。介護する人される人、それぞれの声なき声を掬うあたたかな連作短編集。

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ウェルカム・ホーム!

2022年5月25日発売『ウェルカム・ホーム!』(丸山正樹著)の最新情報をお知らせします。

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丸山正樹 作家

1961年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業後、シナリオライターとして活動。頸椎損傷による重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索するようになり、2011年、ろう者の両親のもとで育った聴者を主人公にした『デフ・ヴォイス』(文庫化にあたり『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に改題)でデビュー。「デフ・ヴォイス」はスピンオフを含めて5冊刊行の人気シリーズとなる。ほかに居所不明児童を題材にした『漂う子』、事故で重傷を負った妻を介護する夫が主人公の『ワンダフル・ライフ』など一貫して社会的弱者とされる人の視点から物語を紡ぐ。『ワンダフル・ライフ』で「読書メーター OF THE YEAR 2021」総合第1位を獲得。

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