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今回は本書の中から、「猫背の最大のデメリットは『隠れ酸欠』」をご紹介。
何歳からでも猫背はなおせるんです!!
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猫背の最大のデメリットは「隠れ酸欠」。88歳のおじいさんでも猫背はなおせる!
最近は、ほとんどの人に猫背の傾向が見られます。ムリもありませんよね、みんな手元のスマホに集中して背中を丸めてしまうんですから……。
猫背は、背骨のカーブが強くなりすぎ、肋骨(ろっこつ)が肺を圧迫しています。ひどい場合は上半身が縮んで身長が低くなることさえあるのです。
見た目の問題だけじゃありません。猫背の最大のデメリットは、肺が圧迫されることで呼吸が浅くなってしまうこと。空気が体にじゅうぶんに取り込まれなくなり、酸素と二酸化炭素を交換する効率が下がって「隠れ酸欠」が引き起こされます。
すると血流が悪くなって代謝は落ち、疲れやすく、内臓にも不調が出ます。脳にじゅうぶんな酸素が届かないため、脳の働きが悪くなり、勉強や仕事の能率もダウン。猫背って意外と恐ろしいんです。
猫背といえば僕には忘れられないエピソードがあります。オーストラリア人の88歳の男性Tさんに施術をさせてもらった時のこと。施術前にお互いに向き合うのですが、そのとき間違いなく僕の目線は下がっていました。
ところが施術後、僕は彼を仰ぎ見ていたんです! なぜだかわかりますか?
施術で、腹筋など使うべき筋肉を呼び覚まし、逆に使いすぎて縮こまっていた筋肉をほぐしました。その結果、Tさんの強度の猫背が解消し、背が高くなった(あるべき元の身長に戻った)のです!
何歳でも遅くないんです、いつからでも姿勢は正しくなおせるんです。そう思うとなんだかパワーが湧いてきませんか。
さあ、猫背をなおして、大きく息を吸いましょう。
猫背が起こる理由
猫背が起こるメカニズムは、反り腰の場合とよく似ています。
体を横から見た時の肩の中心(A地点)を、Bチーム(体の前側の筋肉「大胸筋」「小胸筋」「三角筋の前部線維」)と、Cチーム(体の後ろ側の筋肉「菱形筋」「中部僧帽筋」「上腕三頭筋」)が綱引きしています。
Bチームが強くてA地点が前に動いてしまうのが「猫背」です。
日常生活はBチームを使う動作が圧倒的に多いです。スマホ、パソコン、デスクワーク、家事……。そのせいで腕と肩が内側にねじれて、肩甲骨は大きく開きっぱなしの人が大多数なのです。
猫背のなおし方
じつは僕自身、ずーーーっと猫背に悩んできました。骨バキバキ系などあらゆる方法を試し、整体師になってからも研究を重ねてたどり着いた、カンタンで、安全で、ダントツに効果がある方法を教えますね。
Bチームをゆるめることと、Cチームを鍛えることが同時にできるエクササイズです。内へ、内へとねじれている腕を、手のひらから外向きにねじりましょう。
たった30秒で大きな効果が期待できますよ。
首や肩のコリに悩む人にもぜひやってみていただきたいです。
★本日のエクササイズ「腕ねじりストレッチ」
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