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 前回は世界選手権の日程(11月16日~24日)を手帳に書き込んでいただいたが(書き込んだよね?)、その前にもうひとつ、日程をお知らせすべき一大イベントがある。6月28日と29日の2日間、味の素スタジアムで開催される日本選手権大会だ。正式には「第13回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権」という(※)。全国各地から12チームが集結し、日本チャンピオンを決める重要な大会である。今年は、観戦者にとって「世界選手権の予習」という意味もあるので、絶対に見逃してはいけない。ブラジルW杯の真っ最中だが、どうせ昼間は生中継していないから、味スタまで出かけても問題ないはずだ。ここに多くの観客を集められれば、世界選手権の満員化にも目処が立つ。そこで今回と次回の2回に分けて、日本選手権の見所をお伝えしよう。

 世界選手権の予習として何よりも重要なのは、日本代表候補選手たちのプレーをチェックすることだ。彼らはみんな、どこかのチームの主力として日本選手権に姿を見せる。たとえば、たまハッサーズの黒田智成(5番)と田中章仁(7番)。この2人は代表チームにも欠かせない中心的な存在だ。ブラインドサッカーはパスによる連携が難しいので、攻撃は個人のドリブル突破が中心になりがちだが、彼らは常に「スルーパスからのダイレクトシュート」的なコンビネーションプレーによるゴールを狙っている。

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「ブラインドサッカー世界選手権2014」スタンド満員化プロジェクト

ブラジルW杯だけじゃない! 今年11月、全盲の視覚障害者がプレーするブラインドサッカー世界選手権が東京で開かれる。国立代々木競技場の特設スタンドを満員にして日本代表を応援する――ライター岡田の「ブラサカ満員化プロジェクト」が始動した。

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岡田仁志

昭和39(1964)年北海道旭川市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。3年間の出版社勤務を経て、フリーライターに。深川峻太郎の筆名でもコラムやエッセイ等を執筆。著書に『闇の中の翼たち――ブラインドサッカー日本代表の苦闘』(幻冬舎)。

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