ちょっと前の話になりますが、朗読のお仕事がありまして。Amazonオーディブルというオーディオブックサービス。要は“聴く”読書です。「え? ホントに私?」ガサガサ声でおなじみ、なもんでまずそう思っちゃいます。しかもあの西川美和監督からのオファーとの事。「え? ホントにホントに私?」再度確認。本当に私で合っているらしい。
送られてきた台本を見るとタイトルは「ブルース・フォー・ポーギー」。西川美和さんご本人の作品です。メルカリに出品されている1枚のレコード。その出品者の女とそれを買いたい男。値段交渉の為にやり取りをするうちにゆっくり気づいていくんです。実は二人は……な感じのストーリー。読み終わった時、胸がギュッとする切なさが。しばらく窓から夕陽見ながら、漠然と実在しない“あの頃のあの恋”を思い出し“おセンチ”になってしまった。
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