大西桃香さんが日本全国の日本酒を紹介するエッセイ『47の素敵な日本酒』 が好評発売中です。
発売を記念して、連載を再掲載! 今回は大西さんが大好きという、辛口の日本酒からご紹介。大西さんと味の好みが合うかどうか、今晩の晩酌で試してみませんか?
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蝉の声がにぎやかになり、冷やしたスイカが美味しい季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。大西桃香です!
夏休みももうあと少しとなりましたね。私は学生だった頃、夏休みの宿題を後回しにするタイプで、いつも8月30日から焦りだしていた記憶があります。
最後まで算数のドリルが終わらず8月31日は毎年徹夜で宿題をして、眠いまま新学期を迎えていました(笑)。 夏休みが始まってすぐは「よし! 今年こそは7月中に宿題終わらせるぞ!」って意気込んでいたのに……。難しいものです。
小学生の頃割と好きだった宿題に、図工の宿題で画用紙に絵を描くっていうのがあって。
毎年花火の絵を描いてたんですよね。クレヨンで花火を描いて夜空を絵の具で塗って。本当なら毎年描く絵を変えた方がいいと思うんですけど、その花火の絵をなぜか気に入っちゃって(笑)。 色んな科目の宿題に疲れると、息抜きでその図工の宿題にうつるようにしていました(笑)。
さて、エッセイ第15回は秋田県です!
秋田県といえばで思い浮かぶもの、たくさんありますよね。なまはげ、秋田美人、あきたこまち。
私が一番初めに頭に浮かんだのは秋田犬です! 私、好きな犬種が柴犬と秋田犬なんです! めちゃくちゃかわいいですよね。昔飼っていたわんちゃんがいて、その子は雑種だったんですけど、柴犬のような秋田犬のような見た目で。すごく人懐っこい子で、お散歩で人とすれ違う度に着いていっちゃうような、可愛いわんちゃんでした!
動画サイトでよく動物のかわいい動画を見るんですけど、秋田犬のわんちゃんに癒されています。でも実際は会ったことないんですよ! いつか会ってみたいなあ。
今回飲んでみた日本酒は山本 ど辛 純米酒です! この日本酒は日本酒度+15の超辛口のお酒で、口に含んだ時のほのかな甘さ、そして飲んだ時の辛さ、青リンゴのような瑞々しい風味が特徴だそうです。
日本酒度とはなんだろうと思い調べて見ると、日本酒の比重を表す単位なんだそうです!
日本酒度では、±0を基準にして、-1.4~+1.4を普通、+6.0以上を大辛口、-6.0以下を大甘口としているらしく、だから+15のこのお酒は「ど辛」の名前の通り、だいぶ辛いんですね!
おちょこに注いで口元に近づけると、ほのかに甘い香りはしますが、その後にスっと涼しげな香りが鼻の奥に抜けるような感覚がありました。
一口飲んでみると、びびびっと電気が走るようなピリッとした辛み! 印象としてはキレが良くて、でも舌に馴染むような味わい。とっても飲みやすい。果実のような風味も優しく感じて、とても自分好みの日本酒を見つけてしまいました。
この日本酒にはなんでも合わせやすいと思うんですけど、私はお寿司と飲みたい!
お刺身にはぴったりだと思うし、おうちで手巻き寿司を作って合わせるのも最高な気がします! いつかやりたい!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の日本酒
都道府県:秋田県
酒蔵:山本酒造店
酒名:山本 ど辛 純米酒(やまもと どから じゅんまいしゅ)
酒質:純米酒
使用米:ぎんさん
精米歩合:65%
アルコール度数:15度
大西さんによる朗読でもお楽しみいただけます
撮影:Sasaki Nobuyuki
この連載が本になりました!!
大西桃香さんが47都道府県の日本酒を紹介してきた本連載が書籍化しました!
タイトル:47の素敵な日本酒
発売日:2024年2月7日(水)
仕様:A5版並製/一部カラー/144ページ
定価:1500円+税(税込1650円)
ISBN:978-4-344-04230-8
★通常特典:特製ポストカード1枚(全6種類)封入
詳しくは幻冬舎公式サイトのお知らせをご覧ください。
NiHonShu47 47の素敵な日本酒
奈良県のPR活動の一環で出会った日本酒にドはまりした、AKB48チーム8大西桃香さんによる、日本酒エッセイ連載。
飲むのが好きなだけではなく、酒蔵とコラボして大西さんプロデュースの日本酒を発売したり、本格的な日本酒の知識を身に着けるべく日本酒作り体験を行ったりと、日本酒をもっと知るために奮闘中の大西さんが、毎回各都道府県のご当地日本酒をそれぞれ1本、レコメンド。試飲した印象や酒蔵のこと、製造方法、さらにはその都道府県の印象など、大西さんが徹底解説します。
47都道府県の47の日本酒=NiHonShu47を決定します。
※この連載をもとにした書籍、『47の素敵な日本酒』が2024年2月7日に発売となったため、一部の記事を除いて公開を終了しました。