さて、一般病棟の大部屋に移り、他人がいるという新たなストレスが加わったものの、だいぶ身体が動かせるようになり、肩こりもなくなり、楽になった。
看護師さんと主治医が、さまざまな書類を持ってきてくれて、説明を受けたり読んだりサインしたりする。本来、入院申込書は入院前に記入するものだが、救急車に運ばれての緊急入院だったので、あとになった。
会計の係から、入院費の説明があった。そこそこ高額になるから、医療費を少しでも免除するために、加入している保険のほうから必要な書類を取り寄せてくれ、と話をされた。
私は日本文芸家協会を通じて文芸美術国民保険組合というのに加入していた。数年前からこちらに保険料を払っている。
文芸美術国民保険組合のHPを見たら、メールでやり取りできるようだったので、「国民健康保険限度額適用認定書」申請の書類を自宅に郵送してくれるように連絡する。病院の会計の方によると、支払いは退院時にしなくても、今月中でいいとのことだったので、退院してから申請書を送ることにした。
今、印鑑持ってないし。
3食ごはんが出てくる生活は優雅だが、頼むから少しでも入院費は安くなって欲しい。
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51歳緊急入院の乱
更年期真っ只中。体調不良も更年期のせいだと思っていたら……まさかの緊急入院。「まだ死ねない」と確信した入院日記。
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