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見つけたいのは、光。

2022.09.16 公開 ポスト

各誌紙絶賛!女性の生きづらさとタブーに迫る。

あなたたちは、私みたいにいい歳して子供のいない女性を、一括りにして、見下していませんか?飛鳥井千砂

新聞・雑誌・Twitterで話題沸騰の飛鳥井千砂5年ぶりの新刊『見つけたいのは、光。』。

書評・感想の一部をご紹介します。

出たぞ今年のベスト1。すごいすごい。飛鳥井千砂『見つけたいのは、光。』だ。

北上次郎(本の雑誌 2022年8月号)

 

本音炸裂のスリリングな会話から生まれる、思いがけない発見と理解。いま考えたいテーマがぎゅっと詰まった胸熱小説。

瀧井朝世

 

亜希の感じる子育ての難しさや、社会から取り残される孤独、はたまた茗子の子供のいる女性ばかりが優遇されるというルサンチマンや、夫の理解のなさに対する傷つき。どちらも身に覚えのある女性は多いだろう。(……)二人が対話するまでの息をもつかせぬストーリーの運びは見事だ。

小野美由紀(週刊文春 9月15日号)

 

主人公二人に「しんどいよね、がんばってるもんね。これでも食べよ」と甘いものを渡したくなるようなお話でした。

寺地はるな(twitter 9月9日投稿)

 

まさに今、日本の女性が抱えている問題、苦しみが言語化されています。この物語によって、対岸にいる女性、分かり合えない女性たちが、ぎゅっとひとつの流れに乗れるのではないでしょうか。

藤岡陽子(小説幻冬 8月号)

 

女として生きていくだけで、どうしてこんなに苦しいのだろう。結婚しようがしまいが、仕事を続けようが続けまいが、子どもを産もうが産むまいが、どの道を選んでもそこにあるのは地獄。自分の方がまだましだった、ここまでひどくはない、と思ったり、いやいや、自分の時の方が大変だった、もっと苦労してきた、と思ったり。それでも読んでいる間のつらさたるや。苦しい苦しい。(……)男は、夫は、父親は、いったい何をしているのだ。「育児を手伝っている」「協力している」そう得意げに話す男たちよ、一字一句読み落とすことなくこの本を読むがいい。深く反省して、そして今まで見えなかった「光」を探してみるがいい。世界は一人で生きていくには広すぎるのだから。 精文館書店中島新町店 久田かおり

関連書籍

飛鳥井千砂『見つけたいのは、光。』

私たち、何を、 どこに向かって、 頑張ればいいの──? 亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。 一人は、親しみを持って。一人は、憎しみを抱えて。 ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、 二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かう。 自分だけの光が見つかる、心震える物語。

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見つけたいのは、光。

小説幻冬(2022年8月号 ライター瀧井朝世)、本の雑誌(2022年8月号 文芸評論家 北上次郎)、日経新聞(2022年8月4日 文芸評論家 北上次郎)、週刊文春(2022年9月15日号 作家 小野美由紀)各誌紙で話題!飛鳥井千砂5年ぶり新刊小説のご紹介。

「亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。一人は、親しみを持って。一人は、憎しみを抱えて。ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かうーー」

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飛鳥井千砂

1979年生まれ、愛知県出身。2005年、「はるがいったら」で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。'11年に上梓した『タイニー・タイニー・ハッピー』がベストセラーとなり注目を集めた。他に『君は素知らぬ顔で』『女の子は、明日も。』『砂に泳ぐ彼女』『そのバケツでは水がくめない』など著書多数。

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