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山野海の渡世日記

2022.10.10 公開 ポスト

第18回

富美ちゃんとの最期の旅路山野海(女優、劇作家、脚本家)

私は祖母の代から3代続く江戸っ子であるわけだが、祖父と叔母は四国の愛媛県出身で、既に二人とも亡くなり、段々畑のその上の、海が見える見晴らしの良いお墓で、今も静かに眠っている。

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山野海の渡世日記

4歳(1969年)から子役としてデビュー後、バイプレーヤーとして生き延びてきた山野海。70年代からの熱き舞台カルチャーを幼心にも全身で受けてきた軌跡と、現在とを綴る。

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山野海 女優、劇作家、脚本家

1965年生まれ。東京新橋で生まれ育ち、映画女優の祖母の勧めで児童劇団に入り、4歳から子役として活動。19歳で小劇場の世界へ。1999年、劇団ふくふくやを立ち上げ、全公演に出演。作家「竹田新」としてふくふくや全作品の脚本を手がける。好評の書き下ろし脚本『最高のおもてなし!』『向こうの果て』は小説としても書籍化(ともに幻冬舎)。

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