不安や心配、恐れ、執着……といったマイナスの感情は、とらわれ続けると自分の心や体を確実に蝕みます。素早く手放し、悪い方への変化を避け、軌道修正するにはどうするか。ヒマラヤ秘境で修行を重ね、サマディ(究極の悟り)を成就したシッダー・マスター相川圭子氏からのメッセージ。(『ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣』より)
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昨今は、コロナウイルスの蔓延や経済の低迷などで、いったん不安な気持ちが芽生えると、その不安に振り回され、どうにも心の働きを止められなくなることがあるかもしれません。そんなとき、多くの方は、みんなに悩みを話したり、お酒を飲んだり、おいしいものを食べたり、あるいは激しいスポーツをしたりと、違う回路を使って解放をしているようです。けれども、それは一時的なものにすぎません。そのため、すぐにまた不安でいっぱいになり、心と体のエネルギーがどんどん使われていき、生命力が下がってしまいます。
だから、もしも不安でいっぱいになったら、ちょっと乱暴ですが、不安でいっぱいになっているあなたの心を袋に入れて、遠くに捨てるイメージをして手放してください。そして、本当の自分を信じましょう。深いところにある本来のあなたは、純粋で穏やかで、愛にあふれ、不安がなく平和に満ちているのです。
次に秘法を伝授します。謙虚な気持ちで自分と向き合い、取り組んでみてください。
1. 目をつむり、浮かんでくる恐れを袋に詰めます。
2. 2、3回深呼吸をして、それを遠くに飛ばします。溶けて消える姿をイメージします。
3. 自分の奥深くにある揺れない存在を意識します(心に錨がついているイメージ)。
今、心は常に波のように揺れ動き、疲れやすく、体調も崩しやすくなっています。
高次元の存在である本当の自分を信じることで、心の揺れが鎮まるのです。お母さんの子宮に抱かれているような安らぎがあなたを癒し、不安が溶けていくことでしょう。
ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣
不安な心や執着、ストレスなどを手放せば、心と体の免疫力が上がります。
・幸せは自分の内側からもたらされます
・病気になるという思いの回路を断ちましょう
・感謝の気持ちでストレスを溶かしましょう
・体調が悪い時は、少しやすみなさいという、神様からのメッセージです……他
ヒマラヤ大聖者が伝授する、健やかな人生を送るための「心と体」の使い方。