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帆立の詫び状

2022.12.04 公開 ポスト

遥かなる著者近影新川帆立

著者近影をご存知だろうか。本のカバーのそでのところにある、あの写真である。

「この本を書いた人は、どんな顔をしているんだろう?」と思ってのぞいてみると、「なるほど、こんな感じか」と思ったり、「全然イメージが違う!」と驚いたりすることがある。

デビュー二年目で、私ほど写真を撮られた作家もいないと思う。ありがたいことに多くの取材依頼をいただき、デビューしてからの一年と半年で、七十件以上のインタビューを受けた。そこで毎回不思議なのが、必ずと言っていいほど「写真撮影もお願いします」と言われることだ。私は経験がないが、人から聞いた話だと、「写真撮影・顔出しNGです」と伝えると、インタビュー依頼が撤回されることもあるという。

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関連書籍

新川帆立『帆立の詫び状 てんやわんや編』

デビュー作『元彼の遺言状』が大ヒットし、依頼が殺到した新人作家はアメリカに逃亡。ディズニーワールドで歓声をあげ、シュラスコに舌鼓を打ち、ナイアガラの滝で日本メーカーのマスカラの強度を再確認。さらに読みたい本も手に入れたいバッグも、沢山あって。締め切りを破っては遊び、遊んでは詫びる日日に編集者も思わず破顔の赤裸々エッセイ。

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帆立の詫び状

原稿をお待たせしている編集者各位に謝りながら、楽しい「原稿外」ライフをお届けしていこう!というのが本連載「帆立の詫び状」です。

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新川帆立

1991年2月生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業。弁護士。司法修習中に最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストに合格し、プロ雀士としても活動経験あり。作家を志したきっかけは16歳のころ夏目漱石の『吾輩は猫である』に感銘を受けたこと。2020年に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した「元彼の遺言状」でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他レイワにおける健全な反逆に関する架空六法』『縁切り上等!』などがある。

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