2022年12月9日(土)朝。キングコング西野亮廣さんのビジネス書が久々に刊行されることが告知され、Amazon予約が始まった。
と同時に、あっという間に、売れ筋ランキング1位!
……がしかし、西野さんが音声発信Voicyでも言ってたり、Facebookやブログでも書いていたりするので、ご存じの方も多いかもしれませんが、なんと、西野さん、まだ「1行も書いていない」という。
さっそく該当記事を読んでみよう。(以下、西野さんのFacebookより転載)
【日本の大人が子供に教えられない大切な「お金」の話】
(※この記事を音声で楽しみたい方はコチラ)3年半ぶりに西野亮廣の新しいビジネス書が出ます
結論から先に言うと……2023年4月19日に西野亮廣の新しいビジネス書が出ます。
前回出した『ゴミ人間』という本は、「ビジネス書」というよりも、『映画 えんとつ町のプペル』公開までのエッセイ集みたいな感じだったので、「ビジネス書」としては、2019年5月に出した『新・魔法のコンパス』以来かな。
……あれ、3年半ぶり? そんなに空いたっけ?
まぁ、でも、前回から時間が空いてしまったのには理由がありまして……
ぶっちゃけ、ビジネス書のオファーはメチャクチャあったんです。
過去出したビジネス書は、ありがたいことにどれも10万部~20万部ぐらい売れていて、実はコッソリとベストセラー作家だったんです。
だけど、オンラインサロンをやるようになって、最新の情報(学び)は、そこで出すようになったんですね。
オンラインサロンは、「印刷」の時間もなく、今日起こったことをリアルタイムで発信できるので、「最新情報」との相性が良かったんです。
NFTが来たら、その日にNFTを触って、サロンメンバーさんに共有して、
AIアートが来たら、その日にAIアートを触って、サロンメンバーさんに共有して、
DAO運営の方法を皆で探って、オンラインサロンで、そんなことを続けているうちに、世間との情報格差が開きに開いてきちゃって、今、僕が現在進行形で面白がっていることを世間に話すと「何それ、美味しいの?」みたいな感じになっちゃった。
ビジネス書で10万部とか20万部売ろうと思ったら、一歩先をいっちゃダメで、半歩先ぐらいが丁度イイ。
でも、僕自身、世間の半歩先なんて遅すぎて退屈で、そこに向けて情報を発信する気が起こらなくなってたんです。
だから、ビジネス書のオファーは、ひたすら断ってました。
ただ、一方で、ビジネスの世界は「最新情報」だけで回っているわけではなくて、Web3の世界になっても変わらず通用する普遍的なこともある。
そこに的を絞れば、「新しい/古い」の話じゃなくなるので、僕の言葉も世間に届けられるかもしれないなぁ……と思いまして、色々考えてみた結果、「親子で学ぶお金の話」がイイかも!! という結論に至りました。新刊タイトル『夢と金』のまえがきはこんな感じ
そんなこんなで前置きが長くなりましたが2023年の春に出る僕の新刊のタイトルは、『夢と金』です。
何のヒネリもないタイトルで申し訳ありませんが、僕が子供達に、そして、子供を育てる親や先生に話せる話は、ここに尽きるなぁと思いまして、このタイトルにしました。
日本人が長い間ほったらかしにしていた知識で、そして、今の日本人が絶対に入れておかなきゃいけない知識です。
昨日、サクッと「まえがき」を書いたので、ちょっと読みますね。
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『夢と金』「まえがき」より
「夢か? 金か?」という議論をキミのまわりの連中は繰り返すだろう。
耳を傾ける必要はない。あんなのは全て寝言だ。
「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。
もしも、キミの親や学校の先生が「お金の話をするな。はしたない」と言ったなら、彼らのことは軽蔑した方がいい。
もしも、貴方が子供達に対して、そのような言葉を過去に一度でも吐いたことがあるのなら、猛省し、子供達に正面から謝罪した方がいい。
日本の「自殺率」「自殺の原因」「犯罪の動機」を見ると、それがいかに残酷な言葉なのかが分かる。
貴方の言葉は、自殺と犯罪の後押しだ。
貴方の言葉は、「夢」を殺す作業だ。
なぜ、貴方は夢を諦めた?
なぜ、貴方は他人を妬む?
なぜ、いい歳して不毛なアンチ活動に励む?
答えは分かっているだろう?
だったら、なぜ、それを子供達になぞらせる?
逃げるな。
今、この国に足りていないのは『希望』だ。
希望をもつためには、夢を語る必要がある。
そして、夢を語り続けるには、「お金」を学ぶ必要がある。
子供は勿論、子供に背中を見せなければいけない大人もだ。
「金の話ばかりしやがって」と言うのなら、分かった。
だったら、僕よりも大きな夢を語り、行動している人間を連れてきてくれ。
それができないのなら、話を聞いて欲しい。
耳障りの良い話はしない。
夢を繋ぐ為の本当の話をする。
80分あれば十分だ。
西野亮廣(キングコング)
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とまぁ、こんな感じで始まります。
殴り書きしただけなので、当然、ここから手直しは入ります。80分で親世代と子供が一緒にお金の勉強をできる一冊に
で、「80分あれば十分だ」と書いてますが、まだ、本編は1文字も書いてないんです。
ただ、80分で読める1冊にするつもりです。
途中、「お金の話をするな」という大人が、自殺と犯罪の後押しをしている……という表現がありますが、これは話を盛っているわけじゃなくて、確か、厚生労働省かどこかが出している数字で結果が出ていて、「自殺」と「犯罪」の動機の1位~2位が生活の困窮(つまりお金に困って)なんです。
「お金が尽きたら、人は自殺するし、犯罪するよ」というデータが出ているのに、子供達にお金の話をしないのが日本の大人で、本人は気づいてないですが、我が子の自殺率と犯罪率を上げちゃってるんですね。
「何やってんの?」という話なんですけど、親世代も、お金の勉強をしてこなかったから、子供に教えれないんですね。
彼らも被害者なんです。
だけど、これは「習ってないから、仕方ない」で済ませちゃいけない問題ですよね。
なので、まずはオープニングで日本中の大人を一回ビンタして、自分達がいかに最低で、バカで、残酷なことをしていたかを気づかせて、その後、子供と一緒に勉強できる一冊にしようと思っています。
夢を追い続ける為には、何を学ばなきゃいけないのか?
この一冊に詰め込みます。
今日からAmazonで予約が始まりましたので、リンクを貼っておくので、全員ポチってください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503
―――こんな感じで、はっきり書いています「まだ、本編は1文字も書いてないんです」と。
さて、幻冬舎plusのこの記事を書いているのは、西野さんの担当編集者です。
私は、西野さんに騙されたのでしょうか……? それとも、私がどこかズレてるのでしょうか……?
オンラインサロンの記事は、毎日驚きと興奮と発見のある記事で、すごく勉強になるし、日々の楽しみです。しかし、猛スピードでアップデートしていく西野さんの頭の中は、どんどん進化していき、追いついていくだけで必死。
だからこそ、西野さんに「紙として残る」ビジネス書を書いていただきたいとずっと思っていました。
「ビジネス書を書こうかな」と西野さんがぼそっとつぶやいたのは、実は2021年、つまり去年の夏。そこから月日は流れ、ようやく「書きまーす」という言葉をいただいたのは、2022年、今年の夏。
しかし、今年の後半の西野さんも忙しかった。
ブロードウェイのミュージカルの実現に向けて何度も渡米したり、渡米先では講演会に呼ばれ、海外の人たちから西野さんのクリエイティブとビジネスについて質問の矢が飛んでくるという人気者ぶりもあったり、NFTを出せば「取引量世界一」を記録したり、「えんとつ町のプペル」の映画第二弾の脚本をいったん白紙に戻して書き直す事件あり、大阪のミュージカルでは主催でも企画でもないのに、連続トラブル回収のために身も“懐”も差し出しだすという世にも奇妙な事件あり……。
はて、「そろそろビジネス書やりまーす」の「まーす」のあの元気さはどこへ?
……と、指をくわえて待ちぼうけていたら、数日前、「もうAmazonで予約しちゃってくださーい」と連絡をいただき、早々に予約を開始して、「Amazonで本の総合1位」という今に至ります。
その途中で、私が見せていただいたのは、何を隠そう「まえがき」のみです。
それで刊行を決定し、予約を開始したという判断。これは、どういうことなのでしょうか?
「書こうかな」からの「書きまーす」からの「待ちぼうけ」を食らったがゆえに、ちらりと本気見せた瞬間を逃すまい! と、追い込むために公式の場に締め切りを設けたということなのか?
そうかもしれませんが、そうじゃない気もします。
ただひとこと、信じてる、ということだと思います。
私は信じてるし、これで動こうと判断した社長も会社も、西野さんを信じてる。自ら動き、圧倒的な成果を出す、その姿をずっと見せてきてくださったんですから、我々が信じないわけがありません。
それだけじゃありません。「1行も書いていない」ことを知りながら予約をする人がこんなにも大勢いるということは、私たち以上に「信じている」人が大勢いるということ。
毎日のあの発信量。毎日の信じられないほどの説得力。あの発信に背中を押される多くの人たちがいます。
あの毎日発信される、大量の情報の中から、西野さんは何を「紙に残すか」?
そのヒントは、この「まえがき」にあります。
この「まえがき」を読んで、この本が楽しみじゃない人がいるでしょうか?
4月が楽しみでなりません。
西野さんへ業務連絡:原稿の締め切り、よろしくお願いしまーす!
(文責:袖山満一子)
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