一月一日の朝を、山の上の家で過ごした。
初日の出が見たかったから、朝寝坊のわたしも目覚ましをかけ、朝の6時過ぎにどうにかこうにかベッドから起き出す。
2023年幕開けの日はとてもよく晴れていた。美しい朝と美しい日。太陽が神々しく山を照らす。美しい年のはじまり、になるとは思えない世界の動きをを憂いつつも、できるだけ多くの人が幸せでありますように、とぼんやり願う。
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愛の病
恋愛小説の名手は、「日常」からどんな「物語」を見出すのか。まるで、一遍の小説を読んでいるかのような読後感を味わえる名エッセイです。