岡山県「嘉美心」ワインっぽさも感じる低アルコール日本酒大西桃香（AKB48チーム8）

大西桃香さんが日本全国の日本酒を紹介するエッセイ『47の素敵な日本酒』 が好評発売中です。

発売を記念して、連載を再掲載！　今回はあまりお酒に強くない方にもオススメの、低アルコール日本酒をご紹介。ワインみたいな雰囲気で楽しんでみてはいかがでしょうか？

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2月になって冷え込みの厳しい日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。大西桃香です！

 

2月と言えば節分ですね！　私、節分大好きなんです。特に恵方巻き！！！　1年に1回だけですよね、あんなに贅沢に豪快に巻き寿司を食べられるの。あの無言で巻き寿司を頬張っている瞬間が私にとってとっても幸せで……。だから毎年節分がやってくるのが待ち遠しかったりするんです（笑）。

だけど昔は、恵方巻きに入っている具材が少し苦手で。小さい頃は マグロだけの巻き寿司とか、サラダ巻きとかを食べていました。

改めて調べてみると、恵方巻きの具材もちゃんと意味があるんですね。

恵方巻きに使われている具材のかんぴょう、きゅうり、伊達巻、ウナギ、桜でんぶ、シイタケ煮。この7種類っていう数は、商売繁盛や無病息災を願う七福神に因んだもので、「福を巻き込む」と意味付けされるらしい！　初めて知りました！　素敵な理由があるんですね。皆さん、知っていましたか？

さて、エッセイ第26回は岡山県です！

桃だ～！　私の大好きな桃が有名な岡山県です！

私は1度だけ全国ツアーで岡山県に行ったことがあります。岡山県には有名なものが沢山ありますよね。それこそ、きびだんごとか、桃太郎とか！

私、名前が「桃香」って言うんですけど、小さい頃は実はこの名前が嫌だったんです。というのも、小学生低学年の頃、同級生の男の子達に「桃太郎～！　桃太郎～～！」と呼ばれ、その頃は女の子なのに太郎って呼ばれるのが恥ずかしくて……。桃太郎って聞くと昔のことを思い出すんですよね。

今はそれも可愛かったなあ～といい思い出です。桃太郎、可愛いですよね！　今なら「桃太郎」ってあだ名で呼んでもらっても、ウェルカムです（笑）！

さて、今回飲んでみた日本酒は嘉美心 木陰の魚です！　なんだかとってもオシャレなお名前とラベル。見た目だけだと日本酒というよりかは海外のオシャレな洋酒に見えます。これはお家に飾れば映ますね！

この日本酒はフルーティーな甘酸っぱさの中にもまろやかさを持った味わいの、新感覚の純米酒だそうです。そしてアルコール度数が8%。珍しいですよね！　日本酒にしては度数が低めなので少しお酒が弱くても飲めそうですね。

 

おちょこに注いで口元に近づけると、なんだか今までの日本酒とは違う香りがふわっと広がります。なんの香りだろうと思い一口飲んでみると、いい意味で日本酒感がない！　日本酒というより、少しワイン味があって面白い。爽やかでアルコール度数も低いから飲みやすい。調べてみると香りは あんずの香りみたいです。

この日本酒、なんと世界中の女性ワイン専門家が選ぶユニークな国際ワインコンクール「フェミナリーズ 世界ワインコンクール2022」の金賞を受賞しているそうです。

なんだか納得！

この日本酒はご飯に合わせるというよりかは、デザートに合わせたらいいんじゃないかなと思います。私はフルーツのたっぷり入ったゼリーと合わせたいなあ。日本酒好きな方もそうでない方も、1度飲んでみてほしい日本酒です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回の日本酒

都道府県：岡山県

酒蔵：嘉美心酒造

酒名：嘉美心 木陰の魚（かみこころ こかげのさかな）

酒質：純米酒

精米歩合：70％

アルコール度数：8度

大西さんによる朗読でもお楽しみいただけます

撮影：Sasaki Nobuyuki

この連載が本になりました！！

大西桃香さんが47都道府県の日本酒を紹介してきた本連載が書籍化しました！

タイトル：47の素敵な日本酒
発売日：2024年2月7日（水）
仕様：A5版並製／一部カラー／144ページ
定価：1500円＋税（税込1650円）
ISBN：978-4-344-04230-8

★通常特典：特製ポストカード1枚（全6種類）封入

詳しくは幻冬舎公式サイトのお知らせをご覧ください。