相手が振ってくる話題のなかで、たとえば自分の好きなタイプをさらりと聞かれたら……。そんな楽しい瞬間をシミュレーションして英語表現を覚えておくと、いざという時、気の利いた会話で盛り上がれるかもしれません。『英語が上手くなりたければ恋愛するに限る 究極のコミュニケーション181のフレーズ』(キャサリン・A・クラフト著/里中哲彦編訳)から、感情も上手く伝わる短めフレーズをご紹介します。
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やさしい人が好き。
I like someone who's considerate.
日本人に「どんな人が好き?」と聞くと、「やさしい人が好き」という返答がかえってきます。そこで、「やさしい人ってどんな人?」とたずねると、たいていそれは「思いやりのある人」であることがわかります。日本人であれアメリカ人であれ、思いやりのある人が好きなようです。
「思いやりがある」とは、他人の身になって考えること。英語では「考える」を語源にもつconsiderate(思いやりのある)とthoughtful(配慮のゆきとどいた)を用います。
M:You're always so thoughtful.
きみはやさしいね。W:That's nice of you to say.
そう言ってくれるとうれしいわ。
ここでは、女性の受け答えにも注目していただきましょう。ほめられると、ふつう「ありがとう」のひとことですませてしまいますが、思いやりのある人は、That's nice of you to say.(そう言ってくれるとうれしい)やThat's nice to hear.(それを聞いてうれしい)で応じます。
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明るい性格の人が好き。
I like a person who's upbeat.
「明るい」を「陽気な」と言い換えて、
I like a person who's cheerful.
としてもいいのですが、ここではぜひ“upbeat”という単語を覚えてください。
“upbeat”は「(人が)楽しい・快活な・楽観的な」という意味。口語でよく用いられます。
I like an outgoing person with a nice smile.
笑顔の素敵な社交的な人がいいわ。
outgoingは「社交的な・生きることに前向きな」という意味。こういう人もまた好かれます。
英語が上手くなりたければ恋愛するに限る
出会いから別れまで、朝から晩まで。日常会話やビジネス英語に応用可能!究極のコミュニケーション181のフレーズ。