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「一番若い今日」を生きるための自律神経入門

2023.03.14 公開 ポスト

コロナ禍で生じた不調、老いへの漠然とした不安を解消!

「食事は一日3食。6時間ごとに」自律神経が整う生活習慣。小林弘幸

自律神経の名医・小林弘幸さんの新刊『「一番若い今日」を生きるための自律神経入門』より、今すぐできる自律神経を整える生活習慣をイラスト入りでご紹介。

一日3食を決まった時間に食べる

食事は、何を食べるかということも大切ですが、「いつ」食べるかも大事です。

食べたものは約6時間で小腸の末端に到着するため、体のリズムを考えると、6時間ごとの食事が理想的。一日3食を、おおよそ決まった時間に食べると自律神経が安定します。自律神経を整えるために大切なのは、腸を常に一定の勢いで動かしておくことなのです。特に朝食は大切です。コロナ禍で時間軸が乱れがちだからこそ、朝食は忘れずにとって、体にリズムを刻んでいきましょう。

食べ物は、食物繊維、ビタミン、発酵食品などを積極的に摂取してください。

背筋を伸ばしたウォーキングで五感を研ぎ澄ます

「なんとなく体がなまっているな」と感じているなら、マンネリ化した体に適度な刺激を与えて活性化させていきましょう。
そのために最適なのがウォーキングです。

ウォーキングは足を鍛えられるだけではなく、景色を見ながら行えるのがいいところ。景色や空気、草花の匂いなどを感じることで、体はもちろん脳にも刺激を与えることができるからです。

脳は刺激が不足すると衰えていくため、人とのコミュニケーションが減っている今は、認知症のリスクが上がっています。60歳を超えると、認知症に対する不安が強まりますよね。ですから、認知症を防ぐためにも、五感を研ぎ澄ましてウォーキングを行いましょう。
また、日光を浴びられるのもウォーキングの大きなメリットです。

骨の形成をサポートするビタミンDが生成されるので、60代女性の5人に一人が発症するといわれる「骨粗しょう症」になりにくくなります。

さらに、睡眠を助けるセロトニンが増えることで、質のよい睡眠もとりやすくなります。無理なく呼吸できるスピードで一日20~30分歩きましょう。

背筋を伸ばしてエレガントに、今この瞬間の景色を楽しみながら歩くと、自律神経がより整いやすくなります。

関連書籍

小林弘幸『「一番若い今日」を生きるための自律神経入門』

コロナ禍で生じた不調、老いへの漠然とした不安を解消して、最後まで、元気で自分らしい人生を送りましょう。 今日から始められる、自律神経を整える生活習慣の基本。

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「一番若い今日」を生きるための自律神経入門

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小林弘幸

1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのパフォーマンス向上指導にかかわる。『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』『「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人をつくる126の習慣』『自律神経を整える「あきらめる」健康法』など、著書多数。

写真 ©Ichiro Kumada

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