爆笑問題・太田光さん11年ぶりの長編小説『笑って人類!』。530ページ超えの大長編にもかかわらず、全国の書店員さんからメッセージが続々届きました!
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驚きが止まらない世界観! そして緻密なストーリー! 先の展開が全く予想できません! こんな壮大な物語を描けるなんて、太田光さんの頭の中を見てみたいです! 緊張と緩和のバランスが絶妙で、あっという間に物語に引き込まれました。人を想う気持ちが未来を創る。それぞれの人間ドラマに胸熱必至。ラストで見た光景が胸にずっと残っています。人類最高と叫びたい! 元気をもりっといただきました!
(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子様)
この作品はすべての存在するもの、人類への愛のメッセージだ。まさかの展開に驚愕したが、よくよく考えると、AIが発達する世界では、現実に起こりえるかもしれない。未来はきっとあなたを置き去りにしない。きっと誰もが存在できる未来になる。太田光さんの思いにぐっときました。
(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理様)
太田さんならではのアイロニーに溢れた作品だった。その中での問題提起が読む者の胸を深く抉る。これはパラレルワールド、あるいはこの世界の未来の姿かもしれない。ラストの講和条約が素晴らしい! 誰もが自分を大切に扱うように他者にも接する。それが出来たら本当に平和でいられるんだよ! 人類!
(東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美様)
ものすごい文章量! と読み始めるトキ少しビビりました……。独特な世界観と人物たちで一気に夢中になりました。読んでいるうちになんだか実際に起きても不思議じゃないかも……とまで考えてしまいました。
(岩瀬書店富久山店 吉田彩乃様)
胸ポケットからタバコを取り出し、「死ネ」……私もタバコを吸いながら読ませていただきました。“正と不正”“善と悪”、昭和的なノリで各々の場面/立場でクロスオーバーし、それぞれの立場を尊重する結末(講和条約)を迎えるためのストーリーでした。「未来はいつも面白い」がキーワード。
(未来屋書店水戸内原店 関在我様)
太田さんの頭の中は一体どうなっているんだろう。真面目なのか、不真面目なのか、おもちゃ箱をひっくり返したようなときめき感と面白さが混ざり、辛めの突っこみで戸惑い、涙を引き出された。テロに屈することなく人類はドタバタと生きるために暴れ、平和を摑むまでは抗うことを止めずにその手を離さないだろう。人間のむき出しの欲望が交差する。未来にはどんなことが待っているのか。期待に胸を膨らませた。
(あおい書店富士店 望月美保子様)
ダメな日本人、ダメな総理大臣の登場に軽く見ていたらとんでもなかった。太田さんの頭の中では遠い未来の世界が見えているのかもしれない。現実の世界とリンクした未来の危機、そしてなんと言ってもカギとなる愛すべき日本人たちの数日間のストーリーに没頭してしまった。
そして最後の条約は何度も読み返した。実際には不可能かもしれないけれど、そこに書かれた文言には今の世界にはない明るい未来と希望が満ち溢れていた。あの爆笑問題の太田さんがものすごい本を書いたぞーってみんなに教えたい。
(ジュンク堂書店郡山店 郡司めぐみ様)
著者の才能に驚きっぱなしです。改めて漫才師という仕事の奥の深さ、幅の広さを認識しました。
とにかく面白いという表現がぴったりな小説で、これぞエンターテインメント! 現在の世界情勢を踏まえての展開、多彩な人物配置、それをつなげる設定も興味深く、緻密に考えられた展開にも尊敬の念を覚えます。ダメダメ総理の失敗と活躍も笑いながら、いつの間にか応援していました。
(TSUTAYA BOOKSTOREららぽーとEXPOCITY 飯室繁樹様)
戦争は「恐怖心」が起こすのかもしれない。他人(他国)を認める事ができない怖れ、自分が被害者に回るかもしれないという疑心暗鬼。
だから、やられる前にやってしまえ! 先制パンチを繰り出し、戦争というはた迷惑な喧嘩勃発。
でも、もし恐れることより期待することに心のベクトルを向けたらどうだろう。未来を生きる子どもたちへ意識を向けたらどうだろう。未来へ喧嘩を引き継がせるのか?
未来の幸せを願うなら自分たちの代で手を取り合う姿を作るべき。間抜けに見える富士見総理はいたってシンプルなだけだ。余計なプライド、しがらみ、偏見を棄てればあとは明るく前を見て進むだけ。深刻な顔した未来より、バカほど笑える未来を!
戦争の影響を嫌というほど受けている現代だからこそ、笑っちゃうほど簡単な解決策を提示している。
未来は面白い。未来は子どもたちのために。
(紀伊國屋書店 齊藤一弥様)
笑って人類!
子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。
主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇から免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。