2022年2月1日 火曜日
〈介護463日〉
デイサービスへ。
11時過ぎまで執筆。都心での試写会へ。情報解禁日が先なので、何を見たかも書けない。
16時過ぎに帰宅。母は16時40分に戻ってくる。
テレビは石原慎太郎が亡くなったとのニュース。「あら、慎太郎、死んじゃったんだって」「知ってるの」「知ってるわよ。私より若いはずよ」「89だって」「私は92」
一応は関心があるらしく、じっと見ている。画面が最近の慎太郎になると、「あら、こんなお爺さんになっちゃって」
話題が他のものになると、すぐに忘れる。入浴はせず18時半に就寝。
2月2日 水曜日
〈介護464日〉
ついに、迷子事件が起きた。
今日はデイサービスが休みなので、三鷹のメモリークリニックへ連れていき、昼になったので、駅近くのビルの4階にある三崎港で寿司のランチ。
食べ終わり、レジで会計が終わり、ふと見たら、母がいない。フロアをざっと見たが、いない。店の人に頼み、女子トイレも調べてもらったがいない。
館内放送を頼んでも、耳が遠いので聴こえないだろう。ほっとけば、自分で交番へ行くだろうか。そうすれば、私の携帯の番号を書いた紙を持っているはずなので、連絡がくるか。だがそれを待っているといつになるか分からない。
15時までの約束の原稿があり、帰ったらすぐに書くはずなのに、とあれこれ考える。
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時をかける老女
91歳の母親と、33年ぶりに一つ屋根の下で暮らすことになった。この日記は、介護殺人予防のために書き始めたものである。
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