「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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ありのままの自分封印ノイズは、きっちりしすぎる両親の下で育つと作られやすくなります。たとえば食事のマナーや礼儀作法に厳しかったり、常に世間体を気にしていたり。
それ自体は必ずしも悪いことではないのですが、マナーというのは地域や世代によって異なる「曖昧なもの」です。
マンガのケースのように「兄弟(姉妹)と比べて劣っているから叱る」というのも、そのときの兄弟(姉妹)のレベルによって、非難されたり賞賛されたりするのですから、非常に曖昧な基準といえますね。
このように、曖昧なルールで人格否定され続けると、自分軸を作ることができません。結果として、「自分のままでいない方がいいんだ」と感じ、他人の価値観やルールに則り、他人軸で行動するようになります。
少しずつ「ありのままの自分」を出す練習を
このノイズを解消するには、一人でもいいので、「ありのままの自分」を出せそうな人に自分の本音・本心を出していくことです。
こうアドバイスすると、「本音を出すと、自己中心的でわがままな人間だと思われるのでは……」と不安になる人がいます。しかし、自分の正直な気持ちを認めることと、わがままに振る舞うことは違います。
あなたのまわりにいる人は、「ありのままの自分」で生きたら認めてくれない、そんな心の狭い人たちばかりですか? 誰に対しても自分の本音を出せないのだとしたら、それはあなた自身が、まわりの人を心の狭い人だと決めつけたり、見下している可能性もあるのでは?
「ちょっと疲れた」「言えなかったんだけど、実はこれ、嫌い」など、少しずつ自分の本音・本心を伝える練習をしてみましょう。
自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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