「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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バーゲンや特売で必要もないのについ買ってしまった、なんて経験は誰しもあるのではないでしょうか。実は、この衝動買いにもメンタルノイズは関係しています。
我慢癖ノイズがある人は、自分の本当に欲しいものがわからなくなってしまうので、「特売だったから」「限定品だったから」と理由をつけて衝動的な買い物をしやすくなります。
このノイズの奥底にあるのは、自分の欲求を表すことへの罪悪感です。
本当に欲しいものは欲しいと言えず、手に入れられない。だから買っても買っても心が満たされず、また次の買い物に走ってしまう……。この衝動がエスカレートすると、買い物依存症になることもあります。
「なんとなく」を禁止して、日々の行動を選択する
このノイズを解消するには、普段なんとなくしている行動や、どちらでもいいと思っている物事を、自分の意思で判断することが大切です。
たとえば夕食はイタリアンにするのか、和食にするのか。今日の靴下は白にするのか、黒にするのか。日用品であれば、何気なく選んでいる食器用洗剤やスポンジ、歯ブラシなども厳選して買ってみるのです。
人は一日のうち6万回もの選択をしているといわれますが、日常の些細な行動にも「自分は本当はどうしたいのか?」「それは自分にとって最高の選択か?」と問いかけることで、今まで認識できなかった本当の欲求が取り戻されていきます。
最初はどちらが欲しいかわからなくても、何度も繰り返すうちに自分の本心に気づくことができるようになります。日常生活から「これでいい」をやめて、「これがいい」で行動するトレーニングをしてみましょう。
自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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