大西桃香さんが日本全国の日本酒を紹介するエッセイ『47の素敵な日本酒』 が好評発売中です。
発売を記念して、連載を再掲載! 今回は「青春の味」を感じたという一本をご紹介。皆さんも青春時代を思い出しながら、味わってみてはいかがでしょうか?
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夏らしい青空が広がる季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。大西桃香です!
もう7月も中旬。暑い日々が続いていますが、体調など大丈夫ですか? たくさん水分補給してくださいね。
お仕事へ行く時に電車で移動するんですけど、毎日家から駅までの道のり、電車を降りてから現場へ向かう道のりが暑すぎて……。
私は寒いのが苦手なので暑い方がまだ好きな方なんですけど、7月でこの暑さ。来月はどうなっているのでしょうか。自分が溶けていないか心配です。
最近は色んな暑さ対策のグッズが売っていますよね。手持ちの扇風機とか首に巻く冷たいタオルとか。
皆様のオススメの暑さ対策、ぜひ教えて欲しいです!
さて、エッセイ第37回は岩手県です!
岩手県! 一度AKB48 チーム8の全国ツアーでお邪魔したことがあります!
私にとって岩手といえば、わんこそばのイメージが強いです。といっても、私はチャレンジしたことはないんですけどね。皆様はわんこそば、チャレンジしたことありますか?
多く食べる方で100杯ぐらいのイメージ。テレビなどで見てる分には、自分も100杯食べれるんじゃないか! って思ったりするんですけど、実際、その場に行って体験してみると全然いけなかったりするもんですよね(笑)。
気になって少し調べてみると、男性の平均は60杯から80杯。女性の平均は30杯から60杯なんだそう。100杯までの道のりはなかなか程遠そうでした……いつかチャレンジしてみたいです!
今回飲んでみた日本酒は、あさ開 蔵埠頭COLOR 本醸造です。
「蔵埠頭」で「くらふとう」って読むんですね!
蔵埠頭 COLORというシリーズがあるみたいで、調べてみると全部で6種類あるようです。ラベルも様々な色や柄で素敵。今回飲む本醸造のラベルは、爽快さをイメージさせる色をメインカラーとし、酒質の「すっきり」「辛め」「キレ」を鋭角的なデザインで表しているそうです。
ちなみに、精米歩合が70%以下の米と麹に、醸造アルコールを添加した日本酒のことを、本醸造と言います。
味わいはすっきりとした軽快でキレのある辛口が特徴みたいです。
おちょこに注いで口元に近づけると、迫力のある力強い香り。
一口飲んでみると、舌の上に広がるピリッとした辛さ。でも程よい辛さで口当たりもいい。香りから感じた印象と、飲んだあとの印象の違いもいい。奥から感じる力強さは残っているけど、どこか繊細で。“濃い青春”って感じ。
青春って今になると、繊細さや儚さを感じるけど、当時の自分はそんなこと微塵も感じていなくて。何だか飲んでいて、そんなことを感じました。
この日本酒は、少し味付け濃いめの牛すじ煮込みといただきたいなあ。甘辛い牛すじ、あとは大根とコンニャクを入れて、それをあてに飲みたい。
他の5種類とも飲み比べてみたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回の日本酒
都道府県:岩手県
酒蔵:あさ開
酒名:あさ開 蔵埠頭COLOR 本醸造(あさびらき くらふとうからー ほんじょうぞう)
酒質:本醸造
使用米:国産酒造米
精米歩合:65%
アルコール度数:15度
大西さんによる朗読でもお楽しみいただけます
撮影:Sasaki Nobuyuki
この連載が本になりました!!
大西桃香さんが47都道府県の日本酒を紹介してきた本連載が書籍化しました!
タイトル:47の素敵な日本酒
発売日:2024年2月7日(水)
仕様:A5版並製/一部カラー/144ページ
定価:1500円+税(税込1650円)
ISBN:978-4-344-04230-8
★通常特典:特製ポストカード1枚(全6種類)封入
詳しくは幻冬舎公式サイトのお知らせをご覧ください。
NiHonShu47 47の素敵な日本酒
奈良県のPR活動の一環で出会った日本酒にドはまりした、AKB48チーム8大西桃香さんによる、日本酒エッセイ連載。
飲むのが好きなだけではなく、酒蔵とコラボして大西さんプロデュースの日本酒を発売したり、本格的な日本酒の知識を身に着けるべく日本酒作り体験を行ったりと、日本酒をもっと知るために奮闘中の大西さんが、毎回各都道府県のご当地日本酒をそれぞれ1本、レコメンド。試飲した印象や酒蔵のこと、製造方法、さらにはその都道府県の印象など、大西さんが徹底解説します。
47都道府県の47の日本酒=NiHonShu47を決定します。
※この連載をもとにした書籍、『47の素敵な日本酒』が2024年2月7日に発売となったため、一部の記事を除いて公開を終了しました。