「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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事故に遭ったと思ったら、火事に見舞われ、借金まで背負うハメに……。不幸なトラブルばかりが続き、なぜか頑張っても空回りしてうまくいかない……。不思議なくらい不運な出来事が続く人は、「復讐ノイズ」が発動しているかもしれません。
復讐ノイズは人生全般を通して、お母さん(またはお父さん)への強い復讐心を体現しようとするノイズです。不幸な状況を自ら引き寄せることで、「お母さん(お父さん)のせいで自分の人生が台無しになったんだ」と親の子育てが間違っていたことを証明しようとするのです。
不幸になればなるほど親に復讐できるので、傍から見ると「泣きっ面に蜂」のような状況でも、本人はいたって平然としていたりします。
親が望むレールを押し付けられたことがノイズの原因に
「あなたにそんなことができるわけないでしょ、こうするのが一番なのよ」
「あなたを思って言ってるんだから、お父さんの言う通りにしなさい」
「将来医者になるんだから、これくらいはできないと」
親がよかれと思って、子供の人生に勝手にレールを敷いてしまうことが、ノイズの原因となります。
幼少期には、「お母さんやお父さんが正しい」と、親の言うことに疑いを持たずに従うため、本心では嫌だと思っていることに気づくことができません。
しかし、大人になると病気やトラブルを招いては、親への「無言の抵抗」を体現して、子育てが間違っていたことを、人生をかけて証明しようとするのです。
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事故に火事に、友達の借金の返済……。なぜか不幸なトラブルが続く主人公が抱えている「復讐ノイズ」。次回はメンタルノイズのきっかけとなる原体験マンガとともに、ノイズを解消するための対処法を紹介します。
自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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