「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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「将来の役に立つから」と、子供に塾や習い事をすすめることは、どこの家庭でもよくあること。しかし、復讐ノイズは子供が自分で判断できない頃から、もしくは分別がついていても有無を言わせず強制する、手を替え品を替え、言いくるめる親の行動が原因になります。
「〇〇すべき」といった世相や親の偏った価値観、たとえば「女性も社会進出すべき」「結婚したら子供を持つべき」とか、家業や親の職業がノイズの要因となることもあります。
親自身がその職業でうまくいっていたりすると、子供にも同じ道を進ませるべきだと妄信してしまうのです。その結果、親の言うままに跡を継いだもののうまくいかず、「人生こんなものなのかな」「こんなはずじゃなかったのに……」と大人になってから燃え尽き症候群のようになり、大人の引きこもりの原因になることもあります。
人生の時間を親への「復讐」に使っていませんか?
このノイズを解消する第一歩は、「私、このノイズ当てはまるかも」と疑ってみることです。このノイズがある人は、人生がうまくいくと親の子育てが成功したことを意味するので、人生が破滅的な方向にどんどん進んでいきます。まずはノイズを自覚することで、その現実にブレーキをかけてあげるのです。
「もしかしたら自分は、親の子育てを否定するために、人生を台無しにしているのかもしれない……」
「親に文句を言うために、人生の時間を無駄遣いしているのかもしれない……」
思い当たったら、今すぐにやめましょう。復讐ノイズは、その存在に気がつくだけで、人生が激変する人もいるノイズです。
自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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