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老いては「好き」にしたがえ!

2023.09.06 公開 ポスト

煙草、酒、人づきあい…片岡鶴太郎が「やめた」もの片岡鶴太郎

モノマネでブレイクして以降、役者業を中心にボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する片岡鶴太郎さん。「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない!」とおっしゃる鶴太郎さんが“人生後半”の生き方を教えてくれる幻冬舎新書『老いては「好き」にしたがえ!』より、老いに負けない極意を抜粋してお届けします。

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不要なものは口にしない

煙草も、ボクシングのロードワークの量を増やすとだんだん吸えなくなっていき、気づくと「あれ? 今日は一本も吸ってない」という具合に減りました。吸った後の後味の悪さや、翌朝の喉がガラガラする感じがイヤになり、まったく吸わなくなったんです。

ある夜、寝る直前に一本吸ってみたら、これが気持ち悪くてすぐに揉み消しました。それからかれこれ35年ほど。あの夜の煙草が最後となっています。

(写真:iStock.com/MarcBruxelle)

どんなに人の吸っている姿を見ても、まったく吸いたいとは思わなくなったのは、食事とトレーニングのおかげでしょう。

「やめよう!」と決意しても、煙草は身体が覚えていますから、なかなかやめられないかもしれません。私の場合は「新しい身体と精神を作る」、大げさに言うと「新しい生命体になるんだ」という気概で身体改造に取り組みました

そのために不必要なものは捨てました。不要なものを削ぎ落とす感覚です。

 

実は私、いろいろなことに挑戦するために「やめたこと」も多いんですね。煙草夜のつきあい人づきあい……。

プロテスト合格後も、食事に気を使う生活は続きました。夕食は、ごくたまにある会食を除けば、ボクシングを始めた時期からあまり摂らずにいます。

酒を断って得た3つのこと

ボクシングのライセンスをとるための期間はもちろん禁酒しましたが、50代以降はどんどん酒が弱くなり、完全にやめたのは人生をリセットした還暦の年でした。

(写真:iStock.com/cagkansayin)

酒を完全にやめてからというものの、寝起きの身体は軽く、脳もクリア。飲みすぎて不要なことを言ってしまうことが減り、人との揉め事がなくなりました。酒席では、酔うとつい不要なことを言ってしまい、言い争いが起きる。それと、酔って乱れた自分への後悔もしなくてすみます。

私も飲みすぎて嘔吐するとか記憶をなくすなどを若い頃に経験し、翌日に響いていましたが、今は寝起きから絶好調! 一日中、子供のようにフットワークが軽い。時間を有効に使えます。

関連書籍

片岡鶴太郎『老いては「好き」にしたがえ!』

人生を充実させるコツは、心の赴くままに行動すること――。モノマネでブレイクして以降、役者をベースに、ボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する著者。還暦を機に離婚した現在は、「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない」と終活には目もくれず、自分のしたいことだけに情熱を注ぐ。常に挑戦をしてきた経験から、「何かを始めるのに年齢やセンスは関係ない」と断言。やりたいことの具体的な見つけ方から、自身も苦しんだ「男の更年期」の乗り越え方まで、老いに負けない極意がここに!

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老いては「好き」にしたがえ!

モノマネでブレイクして以降、役者業を中心にボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する片岡鶴太郎さん。「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない!」とおっしゃる鶴太郎さんが“人生後半”の生き方を教えてくれる幻冬舎新書『老いては「好き」にしたがえ!』より、老いに負けない極意を抜粋してお届けします。

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