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老いては「好き」にしたがえ!

2023.09.03 公開 ポスト

片岡鶴太郎が実践する“3ない”節約術片岡鶴太郎

モノマネでブレイクして以降、役者業を中心にボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する片岡鶴太郎さん。「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない!」とおっしゃる鶴太郎さんが“人生後半”の生き方を教えてくれる幻冬舎新書『老いては「好き」にしたがえ!』より、老いに負けない極意を抜粋してお届けします。

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“3ない”で浪費を防ぐ

お金に関して、私は昔から現在まで、まったくの無頓着で来てしまいました。

24歳で結婚して、すべてお金は妻に預けてやりくりしてもらっていましたから、何にいくらかかったのか、よくわかっていません。これまで妻が全部管理してくれていましたが、離婚した60代からは事務所にお願いしています。

私はクレジットカードを所有していて、日頃からそれで買い物をし、大きな買い物をする時は、事前にマネージャーに相談。カードを使いすぎていたら注意勧告をしてもらう約束をマネージャーと交わしています。今のところ、注意を受けたことはありませんが、事務所から届く給与明細やカードの支払い明細も全然見ていませんから、これは私のダメなところですね……。

 

お金に関して偉そうなことは言えないのですが、さすがに若い時分とは違って、今は次の“3ない”を心がけています。

  • 必要な物以外は手に入れない
  • 欲しい物にしかお金を使わない
  • 無駄遣いをしない
(写真:iStock.com/takasuu)

元々、借金してまでどうしてもこれが欲しいと思うタイプではありません。実家は特に裕福ではなかったので、芸人になりたての頃は「早く稼げるようになりたい」という思いはありましたが、でかい家に住みたいとか、車を何台も持つというような具体的な目標はなかった。自分はそれほど大儲けできないと思っていたのかもしれません。

 

とはいえ、若い頃は毎晩のように芸人仲間と飲み歩き、女性とデートもよくしていました。大酒を飲んで盛り上がると、何も考えずに一本何十万円もするワインをオーダー。飲食にはお金をすごくかけていました。形が残らないものに注ぎ込んだ浪費家と言えるでしょう。その後、ボクシングを始めてからは会食は減りましたが、今度は好きなことへとお金が飛ぶ始末。ただ、見方を変えれば、ヨガは身体一つあれば家でできますし、画材を購入するのは必要経費ですし、スタイリストがいないので、ファッションへの支出も仕事道具の経費と言えるのかなと。

このように、模範的な倹約家ではありませんが、日頃は“3ない”を守って、収入と支出のバランスをとっています

関連書籍

片岡鶴太郎『老いては「好き」にしたがえ!』

人生を充実させるコツは、心の赴くままに行動すること――。モノマネでブレイクして以降、役者をベースに、ボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する著者。還暦を機に離婚した現在は、「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない」と終活には目もくれず、自分のしたいことだけに情熱を注ぐ。常に挑戦をしてきた経験から、「何かを始めるのに年齢やセンスは関係ない」と断言。やりたいことの具体的な見つけ方から、自身も苦しんだ「男の更年期」の乗り越え方まで、老いに負けない極意がここに!

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老いては「好き」にしたがえ!

モノマネでブレイクして以降、役者業を中心にボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する片岡鶴太郎さん。「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない!」とおっしゃる鶴太郎さんが“人生後半”の生き方を教えてくれる幻冬舎新書『老いては「好き」にしたがえ!』より、老いに負けない極意を抜粋してお届けします。

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