大西桃香さんが日本全国の日本酒を紹介するエッセイ『47の素敵な日本酒』 が好評発売中です。
発売を記念して、連載を再掲載! 今回は大西さん曰く「かっこいい日本酒」。どんなところがかっこいいのかは、ぜひ読んで、飲んで、確かめてみてください。
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もうすぐ秋分の日を迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。大西桃香です!
暦の上ではもう秋ですね。このエッセイを書いている今は台風が過ぎ少し涼しいのですが、これを読んでいる頃の天気はどうなっていますかね?
もし涼しくなっているのであれば、秋って感じがしていいですね~!
ちなみに私、3日後の9月20日に26歳の誕生日を迎えます! 大人だ~!!
自分が歳を重ねるにつれて、誕生日の重みが変わってきたりしますよね。子供の頃のお誕生日って1年で1番のイベントだった記憶なんですけど、なんだか今はその感覚も薄れているような気がしていて。なんなら「年取るのやだな~」とか思い始めたりもするんですけど、でもいくつになっても年を重ねるってとっても素敵なことで、だからこそ誕生日にもっと感謝しなきゃな~って思ったりします。今年もチョコレートケーキにしよ~っと♪
さて、エッセイ第41回は島根県です!
私、島根県行ったことないんですよね。でもなんだかすごく神聖な場所ってイメージを持っています。神様が集まるって聞いたことがあるからかな? 実はすごく行ってみたい県でもあるんです!
有名な出雲大社も行ってみたいし、太皷谷稲成神社って場所にも行ってみたい! 1000本の鳥居が参道に並んでいて、長いトンネルみたいになっているんです。写真で見てすごく綺麗で、ここを歩きたいな~って。いつかのんびりできる時に行ってみたい! あと、出雲そば……、美味しそうすぎる。食べてみた~い!!!
今回飲んでみた日本酒は月山 芳醇辛口純米です。ラベルの紙の質感や金で書かれた月の絵と文字。シックでかっこいい! この左上の月の中に書かれている絵、島根で有名な場所だったりするんですかね? とっても美しくてお部屋に飾っておきたくなっちゃう。
このお酒は芳醇な味わいとキレのある後口が特徴なんだそう。
おちょこに注いで口元に近づけると、香りは馴染みのあるお米の香り。香りからあまり甘味は感じず、深さを感じます。
一口飲んでみると、スっと喉に抜けていく感じ。鼻からもスっと抜けるんだけど、香りが残る。辛口スッキリという感じだけどお米の旨みもしっかり感じれて。癖が少ないからいろんなお料理に合いそう。
うわー。なんかこういう人いいなあ。人というか、お酒なんだけど。なんだか大人で落ち着いていて、でもしっかり落とすところは落として、いい印象を残していく。かっこいい。この日本酒みたいな大人になりたいです。
この日本酒には本当になんでも合うと思うけど、大好きな肉じゃがと合わせたいなあ。味の染みたホクホクのジャガイモと一緒に、くいっといきたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回の日本酒
都道府県:島根県
酒蔵:吉田酒造
酒名:月山 芳醇辛口純米(がっさん ほうじゅんからくちじゅんまい)
酒質:純米酒
使用米:酒造好適米
精米歩合:70%
アルコール度数:15度
大西さんによる朗読でもお楽しみいただけます
撮影:Sasaki Nobuyuki
この連載が本になりました!!
大西桃香さんが47都道府県の日本酒を紹介してきた本連載が書籍化しました!
タイトル:47の素敵な日本酒
発売日:2024年2月7日(水)
仕様:A5版並製/一部カラー/144ページ
定価:1500円+税(税込1650円)
ISBN:978-4-344-04230-8
★通常特典:特製ポストカード1枚(全6種類)封入
詳しくは幻冬舎公式サイトのお知らせをご覧ください。
NiHonShu47 47の素敵な日本酒
奈良県のPR活動の一環で出会った日本酒にドはまりした、AKB48チーム8大西桃香さんによる、日本酒エッセイ連載。
飲むのが好きなだけではなく、酒蔵とコラボして大西さんプロデュースの日本酒を発売したり、本格的な日本酒の知識を身に着けるべく日本酒作り体験を行ったりと、日本酒をもっと知るために奮闘中の大西さんが、毎回各都道府県のご当地日本酒をそれぞれ1本、レコメンド。試飲した印象や酒蔵のこと、製造方法、さらにはその都道府県の印象など、大西さんが徹底解説します。
47都道府県の47の日本酒=NiHonShu47を決定します。
※この連載をもとにした書籍、『47の素敵な日本酒』が2024年2月7日に発売となったため、一部の記事を除いて公開を終了しました。