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「グループリーグの対戦相手を聞いて最初に思い浮かべたのは、僕たちが初出場したアルゼンチン大会のことでした。あのときもパラグアイとフランスは同じ組でしたから」

 そう語るのは、日本代表のエース黒田智成だ。2006年の世界選手権、パラグアイ、ブラジル、フランスと同じグループに入った日本は、1分け2敗で準決勝進出を逃した。グループリーグの3試合で得点1、失点11。その後の順位決定戦でも、イングランドに0-1で敗れている。韓国にPK戦で勝って辛うじて最下位は免れたものの、前年のアジア選手権で優勝し、初めて「世界」との真剣勝負に挑んだ日本にとっては、厳しい結果だった。先日の組み合わせ抽選会で日本がフランス、パラグアイ、モロッコと同組になると決まったときは、私も8年前のことを思い出した。

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「ブラインドサッカー世界選手権2014」スタンド満員化プロジェクト

ブラジルW杯だけじゃない! 今年11月、全盲の視覚障害者がプレーするブラインドサッカー世界選手権が東京で開かれる。国立代々木競技場の特設スタンドを満員にして日本代表を応援する――ライター岡田の「ブラサカ満員化プロジェクト」が始動した。

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岡田仁志

昭和39(1964)年北海道旭川市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。3年間の出版社勤務を経て、フリーライターに。深川峻太郎の筆名でもコラムやエッセイ等を執筆。著書に『闇の中の翼たち――ブラインドサッカー日本代表の苦闘』(幻冬舎)。

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