先月22日に発売された、清水晴木さんの新刊『17歳のビオトープ』。
発売前にゲラ読み企画を実施したところ、書店員さんや読者のみなさまからたくさんの反響をいただきました。
今回は、未来屋書店の書店員さんの推しコメントをご紹介します。
17歳ってこどもであってもうすぐ大人。多感な時期だから悩みだって多い。悩んだっていいじゃない、17歳だもの。漫画ネタ、SNS、恋愛の話もあって、とっても身近に感じられるお話です。学生さんにはもちろん、大人にも読んでもらいたい“人生最初の哲学書”。(新浦安店 中村江梨花様)
SNSが身近にある世代の悩みに寄り添ってくれる素敵な物語でした。承認欲求を満たすことと人生を満たすことは違う。何者にもなれない自分に対して悩む彼らにそっと寄り添う人生先生が大好きです!心から学生に届けたい物語だと思いました。(碑文谷店 福原夏菜美様)
人間にとって至極単純な問いこそが、奥深い難問なのだと気づく。作中も簡単には答えの出ない問いばかりだ。しかし、酸いも甘いも噛み分けてきたであろう先生の言葉は、ど直球に心を刺激してくる。思考の余地を残した、完璧じゃない答えだからこそ、届くし、響く。この物語を、17歳、いや、悩み続ける全ての人に、おすすめしたい。未来に向かう道標を見つけるヒントになるだろうことは、想像にかたくない。この物語が、誰かの人生先生であり、安らげるビオトープになれば、素敵だ。人生先生の過去がむちゃくちゃ気になるので、次回作をお願いしたい……。(明石店 大田原牧様)
居場所探しにもがき苦しんでいた当時17歳の自分を、思わず抱きしめてやりたくなりました。(幕張店 斉藤美乃里様)
「生きる意味ってなんだろう」それは私が抱いてきた疑問で、これからも抱えていくものだ。生きる意味を見つけるために生きている。それでもいいのだと背中を押してもらえたようで、涙がとまらなかった。そしてこれは、今の時代を生きる「あなた」への物語だ。あなたへ、届きますように!(明石店 井村有希様)
17歳の頃に欲しかった言葉がここにある。心に響く言葉をくれる先生に出逢えたら、それはとても幸せなこと。この場所が見えなくなったとき、この場所を気づかせてくれる物語でした。(高の原店 元尾和世様)
― 店頭情報 ―
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17歳のビオトープ
ドラマ化でも話題となった『さよならの向う側』の著者、最新作。本特集では『17歳のビオトープ』にまつわる情報をお届けします。
【あらすじ】
いつも飄々と、謎めいた雰囲気を醸し出している、奏杜高校の校務員・平人生。「人生先生」と呼ばれる彼のもとには、日々、悩みを抱えた高校生が訪れる。人生先生と話すうちに、自分なりの答えを見い出していく生徒たち。彼らは次第に、人生先生が始めた中庭のビオトープ作りに参加するようになり……。
第1話 恋と愛のちがい
第2話 運とかガチャとか
第3話 不幸せになる方法
第4話 生きる意味って