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夜のオネエサン@文化系

2023.11.17 公開 ポスト

羊羹と鈴木亮平の夕べ~『下剋上球児』鈴木涼美

紅葉を見て心が和むようになった的な、年齢による感覚の変化を半分自虐的に言い合うブンカがあるが、私は今も身体が許す限りはしっぽりしたバーよりガチャガチャした飲み屋が好きだし、品の良いショートヘアよりエクステブリーチ全部のせスペシャルみたいな方が好きだし、爪は今でも3センチのスカルプを貫き通しているし、紅葉よりネオンが好きというか、ネオンが一つも煌めいておらず紅葉まみれの田舎の家で育ったので、若者が好む都会的な光景にはいまだに強い憧れがあって全然疲れていない。深夜のファミレスがなくなって一番悲しんでいるのは今の若者よりも私な気がするし。食に関しても元々全く偏食ではないので、ステーキから鮎の塩焼きへというような極端な変化は感じていなくて、両方出てくれば美味しく食べる。

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夜のオネエサン@文化系

夜のオネエサンが帰ってきた! 今度のオネエサンは文化系。映画やドラマ、本など、旬のエンタメを糸口に、半径1メートル圏内の恋愛・仕事話から人生の深淵まで、めくるめく文体で語り尽くします。

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鈴木涼美

1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒。東京大学大学院修士課程修了。小説『ギフテッド』が第167回芥川賞候補、『グレイスレス』が第168回芥川賞候補。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』『おじさんメモリアル』『ニッポンのおじさん』『往復書簡 限界から始まる』(共著)『娼婦の本棚』『8cmヒールのニュースショー』『「AV女優」の社会学 増補新版』『浮き身』などがある。

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