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17歳のビオトープ

2023.12.08 公開 ポスト

全国各地から届いた書店員さんの応援コメントをご紹介します

どんな悩みにも真摯に向き合ってくれる人生先生。私も学生時代に出逢いたかった…!清水晴木

先月22日に発売された、清水晴木さんの新刊『17歳のビオトープ』。
発売前にゲラ読み企画を実施したところ、全国の書店員さんからたくさんの応援コメントが届きました!

一部をご紹介します。

 

あぁ、私も学生時代に人生先生に出逢いたかった……!
なんだって真摯にこたえてくれる人生先生の大きな温もりに、全身を包まれたような気がします。
誰もが一度はぶつかった事があるであろう、答えのない悩み。今現在もそんな悩みを抱えているかもしれない学生達は、息苦しさでいっぱいの日々を送っているのかなと思います。そんな若者たちにぜひ読んで欲しい! きっと心が軽くなるはずです。もちろん息苦しさなんてない日々を過ごしている人達にも読んで欲しい! きっと周りの人達に優しくなれるし、もしかしたら誰かのSOSに気付くことが出来るかもしれない。たくさんの気付きと優しさに出会える一冊でした。(TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華様)

 

いつの時代も高校生という存在はその実体よりもひとまわり輝くオーラがあるように見える時がある。振り返ることよりも前に進むことを強く考える学生生活の中で、日々の後悔を糧にできる「人生のビオトープ」をどれだけ育んできただろう。失敗の数だけ幸せになれるということではないが、失敗を知らずには幸せにはなれないような気がする。いつの時代でもいくつになってもまだ私の中の幸せのビオトープを育てていけると前向きな気持ちにさせてくれる作品だ。(ブックマルシェ津田沼店 渡邉森夫様)

 

恋とか愛とか、運とか、幸せとか、生きる意味とか。17歳の頃の自分が、毎日のように思い悩んでいたこと。未来がたくさん目の前にあって、夢とか希望とかに満ち溢れていた若い頃は、ついその重さに息苦しくなって、もがいてしまいます。ああ、自分が17歳の頃に、人生先生と出会いたかった。生きてきた道のりは、変わらなかったかもしれないけれど、もう少しだけ楽に生きて来れたかもしれない。一冊の本と出会うことで、何かがきっと変わっていったと思います。だから、この本は、日本中の17歳に読んでもらいたい。(文教堂平塚駅店 佐伯敦子様)

 

10代の多感な時期に考える、愛や恋、友人関係、自分自身についての疑問。それぞれが、疑問の答えが見つからず、思い悩む気持ちに、そっと寄り添ってくれるような物語に、心がじんわり温かくなりました。
自分の気持ちが見つからない。相手の気持ちが分からない。そんな不安な時に、一人でもいいから受け止めて、そばにいてくれる人がいたら、心の救いとなる。確かな答えが見つからなくても、生きていく明日はきっと見つかる。そんな、人の優しい真心が込められた、心がみずみずしく潤う物語。胸の奥底にたまっていた、もやもやしていた気持ちが、ふんわり浄化するようでした。読み終えた後、自分だけの大切な心のビオトープを、作り育てていきたいと思いました。読めば読むほど、元気をいただける、素敵な作品を拝読させていただき、誠にありがとうございました!(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子様)

 

子供から大人になる難しい時期特有の悩みをそれぞれ抱えている子たちの側に人生先生が居て良かったと思いました。そして、私も人生先生に会いたかったです。今の時代なんでもググれば教えてくれるけど、自分自身で考えることがとても大切なんだと教えてもらいました。
若い子たちにも読んでもらいたいけど、昔子供だった今の大人にもぜひ読んでもらいたい。(椿書房 牧野智子様)


押し付けがましくなさがいい自然体で考えさせてくれる、ひょうひょうとしてめちゃ頼りになる人生先生。17歳でなくても話してみたいな。息がしやすくなるビオトープのある人生先生のいる空間が心地よくて、高校生に今一番おすすめしたい作品です。人生先生最高!
読みながら第四話では「生きててよかった」フラワーカーバニーズの曲がBGMに頭の中に流れました。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん)
 

― 店頭情報 ―

第2話に登場する「ロイヤルホスト 津田沼店」。
お隣の丸善津田沼店様の粋な計らいで、両店舗の間に特製ワゴンが置かれています❀

 

関連書籍

清水晴木『17歳のビオトープ』

ドラマ化も話題となった大ヒット作『さよならの向う側』の著者が贈る、最新作! 「――あなたの“居場所”はどこにありますか。」 謎多き校務員と悩みを抱える4人の高校生が織りなす、青春ヒューマン物語。 舞台は高校。 恋愛、ガチャ、SNS……現代特有の悩みを抱える高校生たちを、校務員・平人生(通称:人生先生)が導いていく。 「誰にでもビオトープ(居場所)があるということを分かっていてほしい」という著者の想いが詰まった、青春物語。

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17歳のビオトープ

ドラマ化でも話題となった『さよならの向う側』の著者、最新作。本特集では『17歳のビオトープ』にまつわる情報をお届けします。

【あらすじ】

いつも飄々と、謎めいた雰囲気を醸し出している、奏杜高校の校務員・平人生。「人生先生」と呼ばれる彼のもとには、日々、悩みを抱えた高校生が訪れる。人生先生と話すうちに、自分なりの答えを見い出していく生徒たち。彼らは次第に、人生先生が始めた中庭のビオトープ作りに参加するようになり……。

第1話 恋と愛のちがい
第2話 運とかガチャとか
第3話 不幸せになる方法
第4話 生きる意味って

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清水晴木

1988年、千葉県出身。東洋大学社会学部卒業。

2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。以降、短編映画脚本や、スマートフォン向けアプリのシナリオ原案に携わる。’15年、『海の見える花屋フルールの事件記 ~秋山瑠璃は恋をしない~』(TO文庫)で長編小説デビュー。’16年、第2作『海の見える花屋フルールの事件記 ~秋山瑠璃は恋をする~』を上梓した。

近著に、ドラマ化でも話題となった『さよならの向う側』(マイクロマガジン社刊)、『分岐駅まほろし』(実業之日本社刊)、『旅立ちの日に』(中央公論新社刊)などがある。

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