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月が綺麗ですね 綾の倫敦日記

2024.01.06 公開 ポスト

「ベストセラー詩人はインスタグラムから」2023年詩集売り上げ過去最高の英語圏で始まった文芸復興の蠢き鈴木綾

詩はまだ終わっていなかった

私が住むイギリスには詩の深い歴史があり、学校ではシェイクスピアのソネットやベオウルフなどの古典から現代の詩人であるディラン・トマスなどまで、様々な詩を勉強する。

イギリスの大学入学試験でも詩が必ず出題される。ただ残念ながら、詩の鑑賞は学校で終わり、社会人になってからは詩集を手に取る人が非常に少ないと思っていた。

しかし、新しい統計によれば、詩の読書がプチ・ルネサンスしているようだ。2023年の英語圏(正確にいうと英語圏を含め11カ国)での詩集の売り上げは、1500万ポンド(27億円)と、過去最高になる見込み。書籍の売り上げ全体が20億ポンド(3600億円)であることを考えると絶対額は少ないが、詩が終わっていたと思っていた人に楽観的な材料だろう。

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イギリスに住む30代女性が向き合う社会の矛盾と現実。そして幸福について。

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鈴木綾

1988年生まれ。6年間東京で外資企業に勤務し、MBAを取得。ロンドンの投資会社勤務を経て、現在はロンドンのスタートアップ企業に勤務。2017〜2018年までハフポスト・ジャパンに「これでいいの20代」を連載。日常生活の中で感じている幸せ、悩みや違和感について日々エッセイを執筆。日本語で書いているけど、日本人ではない。

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