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文豪未満

2024.01.26 公開 ポスト

あなたの書店で1万円使わせてください ~啓文堂書店府中本店~岩井圭也(作家)

突然だが、「啓文堂書店」をご存じだろうか。東京・神奈川に路線を展開する京王電鉄の関連会社であり、京王線・井の頭線沿線を中心に、20店舗(2024年1月時点)を有する書店チェーンである。
岩井と啓文堂書店との縁ができたのは、「いつも駅からだった」という企画がきっかけだった。(「いつも駅からだった」特設サイト)

「いつも駅からだった」は京王電鉄とのコラボレーション企画で、沿線の駅を舞台にした短編小説を岩井が執筆し、駅構内などで冊子を無料(!)配布するというものである。小説には謎解き要素も入れ込まれていて、謎を解きつつ、各駅周辺の街歩きも楽しめるようになっている。

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文豪未満

デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。

そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。

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岩井圭也 作家

1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュ ー。著書に『夏の陰』( KADOKAWA)、『文身』(祥伝社)、『最後の鑑定人』(KADOKAWA)、『付き添う人』(ポプラ社)等がある。

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