私は36歳のこの年まで、「草津」に行ったことがなかった。
ここでいう「草津」は、群馬県吾妻郡の草津温泉でも、広島市西区の草津でもない。滋賀県草津市である。ちなみに小さいころ、私は本気で草津温泉が滋賀にあると思っていた(知人に訊いたところ、割と「あるある」な勘違いらしい)。
だがこのたび、とうとう滋賀県草津市に足を運ぶことができたのである。
きっかけは、ある書店員さんだ。
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文豪未満
デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。
そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。
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