生き方
女性がものを書くということは、どういうことか。そのことについて長く関心を持ってきた著者が、九人の女性作家を「父」という切り口で書いたのが本書だ。対象となるのは、修道女の渡辺和子、歌人の齋藤史、作家の島尾ミホ、詩人の石垣りん、詩人の茨木のり子、小説家の田辺聖子、歌人・作家の辺見じゅん、小説家・随筆家の萩原葉子、作家・詩人の石牟礼道子。作品を何冊か読んだことがある人もいれば、全く手に取ったことのない人もいる。知っている人からページを捲りたい気持ちをおさえ、順を追って渡辺和子の章から読み始めた。
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