身体が硬い人でも大丈夫? 筋肉痛が出たらエクササイズは休むべき? 朝と夜、どちらにおこなうのが効果的?
姿勢アナリストでパーソナルトレーナーのKAORUさんの新刊『クッションピラティス 内ももを締めれば勝手にやせる!』の内容から、クッションピラティスのよくある8つのQ&Aをご紹介します。
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クッションピラティス Q&A
Q おこなう時間帯は朝と夜、どちらがおすすめ?
A 朝でも夜でも、習慣化しやすいほうでOK。どちらかといえば朝におこなうと一日活動的に過ごせるはず。リリースは夜にもおこなうと疲れがリセットできます。
Q 食事の直前や直後におこなってもよい?
A 食前はOK。食後の運動は消化不良を起こしやすいので、30分~1時間経ってからおこなってください。
Q 筋肉痛が起きたらお休みしたほうがよい?
A 筋肉痛が起きている箇所を刺激するエクササイズは1日お休みして、ほかのところを使うエクササイズをやってみて。お腹が筋肉痛なら背中を刺激する、という感じにすると全身のバランスが整っていきます。
Q 身体が硬い人には向いていないの?
A 身体が硬い人にこそクッションピラティスはおすすめ! クッションのおかげで身体が動かしやすくなります。筋肉は動かすほどにやわらかくなるので、身体の柔軟性がアップする効果も。
Q エクササイズをおこなうと身体がつります!
A 事前のリリースをじゅうぶんにおこなってください。筋肉の硬さが残っているとつりやすくなります。リリースとエクササイズを続けるうちに、つることは減っていくはず。
Q 妊娠中、産後はやらないほうがよい?
A 「骨盤底筋リリース」「下腹部リリース」は出産に関係する部位を刺激するので避けたほうがよいでしょう。それ以外のリリースは身体がラクになるのでおすすめです。
妊娠中はうつ伏せと仰向けの体勢がつらいので、横向きのエクササイズを選んで。
Q 生理中はお休みしたほうがよい?
A 生理中に向かないエクササイズはないですが、身体がつらければお休みしてください。ただ、少し動かすと腰痛がラクになる場合もあるので、できそうならば生理中のむくみにも効く「足裏リリース」「内ももリリース」がおすすめ。
Q やった気がしないときは、動きが間違っているの?
A 「やった気がしないエクササイズ」が大正解。どこか1か所の筋肉を集中して鍛えるのではなく、全身をバランスよく使えるようにするのがピラティスなので、「きつくない」と思うぐらいの動きでじゅうぶんなのです。
自分の身体を評価する必要はない
みなさんにぜひお伝えしたいのが、「自分の身体をよい悪いで評価する必要なんてない」ということです。
身体の状態は毎日違うのが当たり前です。
前日のお酒が残っているな、デスクワークが続いて腕がかたまっている、ヒールのある靴を履いたからふくらはぎに疲れが出ているな……。
こんなとき、クライアントや生徒さんの多くが「不健康な生活で、ダメですよね」と伏し目がちにおっしゃいます。
でも、ダメなんてことはないのです。自分がどういう状態であるかを観察することは大切だけれど、身体をよい悪いで評価するのは無意味です。
まじめながんばりやさんほど「自分はダメだ、なんとかしなきゃ」と考えがちですが、その思考のクセを手放すことを、意識的にやってみてください。
エクササイズをしてみて、今日は腕が外側によく動くな、内側に動きづらいな、だけでいいのです。そこで止めておく。
自分を否定するアクションを減らすことで、身体と向き合うのが楽しくなってきます。
身体の状態を常に観察するのは、健やかで美しい身体づくりの第一歩。あなただけがもつ唯一無二の身体を、あるがままに愛してあげてください。
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