全身の体重を支えて硬くなっている足裏。そんな足裏をほぐすだけでもやせやすくなることをご存じですか?
姿勢アナリストでパーソナルトレーナーでもあるKAORUさんの新刊『クッションピラティス 内ももを締めれば勝手にやせる!』の内容から、足裏リリースのやり方をご紹介します。
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関節の動きをよくすることが、ダイエットではいちばん大切
もっとも効率よくダイエットをする方法とはいったいなんでしょう。
筋トレ? ウォーキング? ランニング?
どれも間違いではありませんが、いちばん効率よくやせるなら「関節の動きをよくすること」、これに尽きます。
たとえ同じ距離を歩いていても、関節の動きが悪い人と動きがよい人とでは歩幅も腕のふりかたも異なり、消費するエネルギーは大きく変わってきます。
筋肉を鍛えるより先に、関節の動きをよくすることがダイエットにはもっとも重要というわけです。
筋肉を包む薄い膜「筋膜」をゆるめて(リリース)、伸ばす(ストレッチ)。骨格を整え、関節の可動域を広げていきましょう。
身体の状態を本来あるべき位置にリセットできるだけでもゆがみがとれて、全身のボディラインが美しくなりますよ。
もちろん、クッションピラティスがぐんとやりやすくなって効果が高まります。
準備運動のつもりで毎日の習慣にするのがおすすめです。
おすすめはテニスボールでのリリース
筋膜リリースにはいろいろな方法がありますが、私のおすすめはテニスボールを使ってのリリース。
ただ、「家にテニスボールがない!」という方がいらっしゃると思うので、ここでは手技で筋膜をほぐす方法をご紹介します。
「テニスボールでの筋膜リリースはどうやってやるの?」と気になった方は、私の著書『テニスボールダイエット』をぜひご覧ください。
テニスボールは100円ショップのボールでもOK。ただし、やわらかすぎるボールだと筋膜をほぐす効果が弱いので、おすすめは缶入りで売っている「プレッシャーボール」です。
足裏リリース
毎日これを習慣化するだけでも骨盤が整い、ウエストやせに直結。足裏リリースを習慣にしていると冬場でも冷えづらくなります。
1 背すじを伸ばして椅子に座り、右の太ももに左の足首をのせる。
2 足の指を1本ずつつまんで前後に動かす。右手の親指と人差し指で引っこ抜くようにしてほぐす。(各1回)
3 足の5本の指のあいだに右手の指を入れる。そのまま強く握手。(5回)
4 3の状態で、左手でかかとを支え、足首から先を回す。(両方向に5回転ずつ)
5 左のふくらはぎを右ひざで上下にこすってほぐす。(10往復) 反対の足も1~5を同様に。
テニスボールでのリリース方法はこちらでご覧いただけます↓
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