伝説の家政婦としてテレビでも大人気! タサン志麻さんの最新刊『志麻さんのレシピノート』が発売されました。志麻さん初となるイラストによるレシピブックです。本書のなかから、見た目にも美しいデザートレシピをご紹介します。
4月12日(金)には、本書の発売を記念して六本木蔦屋書店でトークイベント&サイン会を行います。みなさまのお申し込みをお待ちしています!
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フルーツタルト
手作りのタルトのおいしさは格別
季節のフルーツで楽しんで
SHIMA's note
タルト生地はパイ生地よりずっと手軽で、うまくいかないところがあっても仕上がりにたいして影響しない。タルト作りに手が出なかった友人にこのレシピを教えたら、「思ったより簡単でおいしくて、しかも楽しい!」と、それ以来何度も作っているみたい。
材料(直径18~20cm の型1台分)
タルト生地
小麦粉……250g
砂糖……125g
バター……125g(冷たい状態で使う)
卵……1個
アーモンド生地
バター……70g(室温で柔らかくしておく)
砂糖……70g
卵……1個
あればラム酒(小さじ1)やバニラオイルまたはバニラエッセンス(2~3 滴)
アーモンドプードル……70g
小麦粉……10g
好みのフルーツ缶(ダークチェリー、もも、洋なしなど)
作り方
1 タルト生地を作る。ボウルに小麦粉と砂糖を入れて、冷たいバターを指先大にちぎりながら加える。このとき、指に小麦粉(分量内)をつけてちぎるといい。両手でさっとすり合わせるようにして粉とバターを混ぜ、全体をむらなくサラサラにする。卵を溶きほぐして加え、さっくり混ぜる。表面が多少粉っぽくてもよいので、ひとかたまりにしてラップで包み、冷蔵庫で30 分休ませる。粉気がなくなり生地が落ち着く。
2 アーモンド生地を作る。ボウルに柔らかくもどしたバターを入れ、砂糖、卵を加えて泡立て器でよく混ぜ、あればラム酒やバニラなど好みのエッセンスを加える。アーモンドプードルと小麦粉を加えむらなく混ぜ、ラップで包んで冷蔵庫で30 分休ませる。
3 (1)を5mmくらいの厚さに伸ばして、型に敷く。型に生地を埋めるように押しながら敷くといい。その上に2を広げる。フルーツは必要であればカットし、汁気を切って並べる。200度に予熱したオーブンで1時間焼く。
りんごやいちじくなど季節のフレッシュな果物や、冷凍のブルーベリーでもいい。生の果物を使うときは、並べてから砂糖をふりかけて焼く。
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作ってみました!
18cm型だと厚めの生地になるけど、食べ応えがあってそれもまたおいしいです! お好みで生地の量を調整してみてください。
フルーツを並べるのが楽しくなっちゃって、このあとフレッシュのブルーベリー、チェリーの缶詰でも作りました。ほとんど全部ひとりで食べました。
志麻さんのレシピノート
2024年3月27日発売の『志麻さんのレシピノート 何度でも作りたい、食べたいフランスの家庭料理』(タサン志麻・著)の試し読みをお届けします。