北海道札幌市。そこは、私が青春時代を過ごした地である。
大阪出身の私は大学進学のため18歳で札幌に移り住み、大学院(修士)を修了する24歳まで過ごした。修了後は関東に就職したため、北海道に足を運んだ回数は数えるほどしかない。
その札幌に、このたび6年ぶりに訪問することになったのは、ありがたいことにサイン会の機会をいただけたからである。
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文豪未満
デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。
そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。
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