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私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに

2024.04.19 公開 ポスト

マンガ版 初恋は人を狂わせる小林エリコ

恋心と狂気はよく似ている――。

どん底を味わった著者が人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ『私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに』。本作品より、小学六年生の苦い恋の思い出を綴った一篇「初恋は人を狂わせる」を、著者の小林エリコさんご自身によるコミカライズ版でお楽しみください。

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関連書籍

小林エリコ『私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに』

最初の自殺未遂から30年。誰よりも人付き合いが苦手だったあの頃。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができたのだ。 どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。

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私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに

「孤独だったんですね」

その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――

いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができた。

どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。

「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬氏 絶賛!

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小林エリコ

1977年生まれ。短大卒業後、エロ漫画雑誌の編集に携わるも自殺を図り退職、のちに精神障害者保健福祉手帳を取得。現在は通院を続けながら、NPO法人で事務員として働く。ミニコミ「精神病新聞」の発行終了後は、フリーペーパー「エリコ新聞」の刊行を続けている。また、漫画家としても活動。著書に『この地獄を生きるのだ』『生きながら十代に葬られ』(共にイースト・プレス)、『わたしはなにも悪くない』『私がフェミニズムを知らなかった頃』(ともに晶文社)、『家族、捨ててもいいですか?』(大和書房)などがある。

Twitter:https://twitter.com/sbsnbun

BLOG:https://erikoshinbun.hatenablog.com/

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