「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの新刊『「一セットの服」で自分を好きになる』は、自信をもって生きるために、心を満たす服をまず「一セット」つくりましょう、という提案。5月18日(土)には、より実践的な方法を伝える講座を開催します。あきやさんの提案する服選びの手法とは? 新刊より抜粋してご紹介します。
(2)過去に人から言われたことに囚われて「なりたい自分」を見失ってしまう
人から言われたことをずっと気にしてしまって、自分の「なりたい」を見失ってしまうケースもよくあります。心の中をいくら掘っても、今まで「自分の容姿やファッション」に対して投げかけられた「他者の言葉」がドロドロと出てきてしまうのです。
・かわいい服は、あなたには似合わないよ
・高価な服なんて分不相応だよ
・そのデザイン、年齢的にもう合わないんじゃない?
そんな、身内や友人に投げかけられて傷付いた言葉、またはSNSなどで偶然目に入ってしまったトゲトゲの言葉を「うわぁっ」と思い出し、本当の「なりたい」に辿り着くまで、だいぶ時間がかかってしまうことも。
まずは、その「否定的なトゲトゲ言葉」を全部紙に書き出してみましょう。
そして天空からその言葉を見下ろして、果たして自分も本当にそう思っているのかな?(その言葉に賛成しているのかな?)と考えてみてください。
他人からの言葉(もしくは、こうでなければと思い込んでいる世間体)を出し切ってからが「なりたい」探しの始まりです。
ちょっと苦しいけれど休みながら頑張りましょう(体調が悪いときは落ち込んでしまうので避けましょうね)。
そして、「やっとマイナスな言葉を出し切れたな」と思ったら、次のステージです。今度は「好きなもの」や、「心地よいと感じるもの」を書いていきましょう。
「かわいいものが好き」「きれいなものが好き」「直線的なものが好き」「ダークでメルヘンな世界観が好き」ファッションだけに囚われず、心に浮かんだまま書いていきます。
無意識の思い込みをなくして、宝物を見つけよう
最後に、たくさんの「好き」の中から、今あえて摑みたい「なりたい気持ち」を見つけ出しましょう。「優しくなりたい」「かっこよくなりたい」「強くなりたい」「自立したい」など、ふと心に浮かんだ「キラリ」と輝く言葉を書き出します。
その言葉をじっくりと眺めて、「私にとっての優しさとは?」「かっこいいとはどんなこと?」「どんな人を強いと思うのかな?」「自立とはどういうこと?」と具体的な状況やイメージを書き込んでいきましょう。
時間をかけて向き合ううちに、「ふむふむ、どうやら私にとっての“なりたい”はこういうことらしい」と思考がまとまっていきます。
それが掘り出したあなただけの「キーワード」です。
できるだけ他人から投げかけられた言葉ではなく、自分の言葉で語れるようになるまで何度も繰り返してみてください。そしてその言葉のイメージから自分がこれから着たいファッションを連想していきましょう。
* * *
つづきは、『「一セットの服」で自分を好きになる」をご覧ください。
9月7日(土)開催のあきやあさみさん「“なりたい自分”でどう生きる? 服で人生を動かそう!」講座のアーカイブ販売中です!
詳細は幻冬舎カルチャーのページをご覧ください。
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「一セットの服」で自分を好きになる
「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの2冊目の本『「一セットの服」で自分を好きになる』について
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