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「一セットの服」で自分を好きになる

2024.05.15 公開 ポスト

「あなたには似合わない」他人の否定的な言葉に囚われて“服が選べない時の対策”あきやあさみ

「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの新刊『「一セットの服」で自分を好きになる』は、自信をもって生きるために、心を満たす服をまず「一セット」つくりましょう、という提案。5月18日(土)には、より実践的な方法を伝える講座を開催します。あきやさんの提案する服選びの手法とは? 新刊より抜粋してご紹介します。

(2)過去に人から言われたことに囚われて「なりたい自分」を見失ってしまう

 人から言われたことをずっと気にしてしまって、自分の「なりたい」を見失ってしまうケースもよくあります。心の中をいくら掘っても、今まで「自分の容姿やファッション」に対して投げかけられた「他者の言葉」がドロドロと出てきてしまうのです。

・かわいい服は、あなたには似合わないよ
・高価な服なんて分不相応だよ
・そのデザイン、年齢的にもう合わないんじゃない?

そんな、身内や友人に投げかけられて傷付いた言葉、またはSNSなどで偶然目に入ってしまったトゲトゲの言葉を「うわぁっ」と思い出し、本当の「なりたい」に辿り着くまで、だいぶ時間がかかってしまうことも。

まずは、その「否定的なトゲトゲ言葉」を全部紙に書き出してみましょう

そして天空からその言葉を見下ろして、果たして自分も本当にそう思っているのかな?(その言葉に賛成しているのかな?)と考えてみてください

他人からの言葉(もしくは、こうでなければと思い込んでいる世間体)を出し切ってからが「なりたい」探しの始まりです。

ちょっと苦しいけれど休みながら頑張りましょう(体調が悪いときは落ち込んでしまうので避けましょうね)。

そして、「やっとマイナスな言葉を出し切れたな」と思ったら、次のステージです。今度は「好きなもの」や、「心地よいと感じるもの」を書いていきましょう

「かわいいものが好き」「きれいなものが好き」「直線的なものが好き」「ダークでメルヘンな世界観が好き」ファッションだけに囚われず、心に浮かんだまま書いていきます。

無意識の思い込みをなくして、宝物を見つけよう

最後に、たくさんの「好き」の中から、今あえて摑みたい「なりたい気持ち」を見つけ出しましょう。「優しくなりたい」「かっこよくなりたい」「強くなりたい」「自立したい」など、ふと心に浮かんだ「キラリ」と輝く言葉を書き出します。

その言葉をじっくりと眺めて、「私にとっての優しさとは?」「かっこいいとはどんなこと?」「どんな人を強いと思うのかな?」「自立とはどういうこと?」と具体的な状況やイメージを書き込んでいきましょう。

時間をかけて向き合ううちに、「ふむふむ、どうやら私にとっての“なりたい”はこういうことらしい」と思考がまとまっていきます。

それが掘り出したあなただけの「キーワード」です。

できるだけ他人から投げかけられた言葉ではなく、自分の言葉で語れるようになるまで何度も繰り返してみてください。そしてその言葉のイメージから自分がこれから着たいファッションを連想していきましょう。

*   *   *

つづきは、『「一セットの服」で自分を好きになる」をご覧ください。

9月7日(土)開催のあきやあさみさん「“なりたい自分”でどう生きる? 服で人生を動かそう!」講座のアーカイブ販売中です!

詳細は幻冬舎カルチャーのページをご覧ください。

関連書籍

あきやあさみ『「一セットの服」で自分を好きになる』

服は、なりたい自分。毎日、違う服を着なくていい。 一年3セットの服で生きる、人気スタイリストが伝授する、 服を味方にして人生を動かす方法 心を満たす服がひとつあれば、自信を持って生きられる。 ●新しい服よりも必要なのは「全身鏡」。外出先で自分にガッカリしなくなる ●服を「買えない人」も「買いすぎる人」も実は「決められない」ことが原因 ●手持ちの靴、バッグ、アクセサリーで「自分のナンバーワン」を決めてみる ●気に入ったものは「持ってるだけ」でもいい ●自分にとっての「意外な服の試着」が未来を変える ●服選びとは「自分を大切にする」こと… 「自分に必要な服」「自分の可能性を広げる服」が見つかる一冊。

あきやあさみ『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法』

服選びの苦しみからさっさと抜けだそう! 一年3セットの服で過ごす、人気スタイリストによる、 少しの服で「自分らしさ」を作る方法 たくさんの服に時間とお金をかけて着まわすよりも、自分が納得できる同じ服を何回も着る方が、おしゃれで自信のある人に見えるのです! ・まず着ない服を決める ・靴は「自己評価」だと思って選ぶ ・バッグは「自己紹介」だと思って選ぶ ・アクセサリーは「アイデンティティ」だと思って身につける ・季節の始まりは断服式から ・服は愛せる数だけ持つ ・選び抜いた「自分だけの制服」は、人生を豊かにする最初の突破口 制服化のためのアイデアをまとめたイラスト解説付き。

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「一セットの服」で自分を好きになる

「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの2冊目の本『「一セットの服」で自分を好きになる』について

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あきやあさみ

一年3セットの服だけで生きる制服化スタイリスト。1985年、東京生まれ。2008年、日本女子大学家政学部被服学科卒業後、都内百貨店に入社。パーソナルスタイリスト、セレクトショップバイヤーを経験後、2018年に退社しファッションスタイリストとして独立。独特なファッション論を情熱的に語るnoteが評判となり、そのスピリッツとノウハウをまとめたはじめての本『一年3セットの服で生きる』(幻冬舎)を出版。新刊『「一セットの服>で自分を好きになる』ではさらに深化した手法を伝授。

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