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「一セットの服」で自分を好きになる

2024.05.17 公開 ポスト

「見た目」にばかり囚われない 「行動」を真似して理想に近づく方法があるあきやあさみ

「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの新刊『「一セットの服」で自分を好きになる』は、自信をもって生きるために、心を満たす服をまず「一セット」つくりましょう、という提案。5月18日(土)には、より実践的な方法を伝える講座を開催します。あきやさんの提案する服との付き合い方とは? 新刊より抜粋してご紹介します。

(3)現在の環境や体調により、「なりたい自分」に向き合うことが難しい

・家庭の事情等で、生活環境が安定しないとき
・仕事が忙しすぎて、時間に余裕がないとき
・病気の治療中などで、体調が安定しないとき

それぞれの事情があって「なりたい」と向き合うのがつらくなってしまうことがあります。

そんなときはモグラ活動をちょっとの間お休みしましょう。そして草原に寝そべってふわふわと流れる雲を見るように「こういう気持ちでありたいな」という言葉を思い浮かべてみてください。
 
・心穏やかでありたい
・のんびりマイペースに暮らしたい

流れてきた気持ちをひとつずつ書き出して、ファッションに取り入れてみましょう。肌触りのいい服や、締めつけの少ない服、リラックスできるスタイルを選んで心地よい気分を育みましょう。
 

(4)自分と違うタイプの人に憧れて、「そうなれないなら最初からやらない方がいい」と思ってしまう

時には「自分と正反対の人」や「遠い存在」に憧れてしまうこともありますよね。見た目も性格も生い立ちも考え方も自分と違うタイプだからこそ、とても魅力的に見えるもの。しかし、「そうなれないと悲しいから何もしない」とはじめから諦めてしまうのは、ちょっともったいないことです。

そんなときは、まず憧れの人の「ファッションや見た目」ではなく、「行動」だけ取り入れてみましょう

例えば「このモデルさんが憧れ!」と思ったら、その方の「ファッション」ではなく「行動」に注目し、スキンケアやストレッチ方法を取り入れてみます。

「この作家さんの小説が好き!」と思ったら、「小説を書く」という「行動」の部分だけ、参考にさせてもらいましょう。最初は誰でも上手くいかないものですが(きっと憧れの人も最初から上手くいくことはなかったでしょう)、一歩踏み出してみることで多くの発見や実りがあります。

その小さな行動の積み重ねは、必ず「なりたい自分像」に近づけてくれます。憧れの人の見た目に近づけるというより、同志として成長していくイメージです。

行動して作ったものを人に褒められたり、認められたりする必要はありません。ただ一人遊びを楽しむようなイメージでやってみましょう。

行動しているうちに、より自分の延長線上にある「なりたい像」や「行動するときに着たいファッション」が見えてきます
 

「なりたい」が見つかったら、見る・触れる・身につける

(1)~(4)の葛藤を超えて、自分が「こうなりたい」と思うコンセプトが見つかったら、モグラの巣から地上に繰り出して、どんどんファッションを見て、触れて、身につけていきましょう。思い切って行動すると、

「こんなに楽しいファッションの世界があるんだな」

「何も怖がる必要はなかったんだな」

と、だんだんと自分を受け入れることができます

たまに他のモグラたちに遭遇しても、自分と比べて落ち込むことはありません。情報交換や交流をして「楽しかったな」「新しい発見があったな」と嬉しいお土産を持って自分の巣穴に戻りましょうね。

*   *   *

つづきは、『「一セットの服」で自分を好きになる」をご覧ください。

9月7日(土)開催のあきやあさみさん「“なりたい自分”でどう生きる? 服で人生を動かそう!」講座のアーカイブ販売中です!

詳細は幻冬舎カルチャーのページをご覧ください。

関連書籍

あきやあさみ『「一セットの服」で自分を好きになる』

服は、なりたい自分。毎日、違う服を着なくていい。 一年3セットの服で生きる、人気スタイリストが伝授する、 服を味方にして人生を動かす方法 心を満たす服がひとつあれば、自信を持って生きられる。 ●新しい服よりも必要なのは「全身鏡」。外出先で自分にガッカリしなくなる ●服を「買えない人」も「買いすぎる人」も実は「決められない」ことが原因 ●手持ちの靴、バッグ、アクセサリーで「自分のナンバーワン」を決めてみる ●気に入ったものは「持ってるだけ」でもいい ●自分にとっての「意外な服の試着」が未来を変える ●服選びとは「自分を大切にする」こと… 「自分に必要な服」「自分の可能性を広げる服」が見つかる一冊。

あきやあさみ『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法』

服選びの苦しみからさっさと抜けだそう! 一年3セットの服で過ごす、人気スタイリストによる、 少しの服で「自分らしさ」を作る方法 たくさんの服に時間とお金をかけて着まわすよりも、自分が納得できる同じ服を何回も着る方が、おしゃれで自信のある人に見えるのです! ・まず着ない服を決める ・靴は「自己評価」だと思って選ぶ ・バッグは「自己紹介」だと思って選ぶ ・アクセサリーは「アイデンティティ」だと思って身につける ・季節の始まりは断服式から ・服は愛せる数だけ持つ ・選び抜いた「自分だけの制服」は、人生を豊かにする最初の突破口 制服化のためのアイデアをまとめたイラスト解説付き。

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「一セットの服」で自分を好きになる

「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの2冊目の本『「一セットの服」で自分を好きになる』について

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あきやあさみ

一年3セットの服だけで生きる制服化スタイリスト。1985年、東京生まれ。2008年、日本女子大学家政学部被服学科卒業後、都内百貨店に入社。パーソナルスタイリスト、セレクトショップバイヤーを経験後、2018年に退社しファッションスタイリストとして独立。独特なファッション論を情熱的に語るnoteが評判となり、そのスピリッツとノウハウをまとめたはじめての本『一年3セットの服で生きる』(幻冬舎)を出版。新刊『「一セットの服>で自分を好きになる』ではさらに深化した手法を伝授。

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