神社仏閣を中心に、東京都内のスピリチュアルなおすすめスポットをまとめた書籍、桜井識子さんの『東京でひっそりスピリチュアル』。神様とお話しできる桜井さんだから書けた、驚きの新事実が満載の本書から、代表的なスポットをいくつかご紹介します。
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明治神宮:明治天皇がたった100年で巨大な神様になれた背景
鳥居をくぐって境内に入った瞬間に、伊勢神宮の「気」だ! と、思わず立ち止まりました。まさか東京で伊勢神宮の「気」を浴びられるとは! と、これには感動しました。この時はまだ理由がわからなかったのですが、流れている「気」は伊勢神宮のものであり、木々は伊勢神宮の森だったのです。
まさに伊勢神宮という「気」に接して、目を丸くしていると、明治天皇が出てこられました。2回目の時と同じ若い頃のお姿でニコニコしていましたが、そこからスッと真の神様姿になりました。
それがもう巨大な神様で、「ひょえ~!」とビビるサイズでした。ほんの100年前に祀られたばかりなのに! すごい! ありえない! というのが正直な感想です。
「どうしてここに伊勢神宮の“気”があるのでしょうか?」
ストレートに質問をしてみたら、明治天皇は、詳しい話をしてくれました。
それによると、明治神宮が創建された時に、伊勢神宮からたくさんの神々が“指導”に来たというのです。え! そのようなシステムがあるの! とビックリです。いや、他では1回も聞いたことがないので、たぶんここだけ特別なのでしょう。
伊勢神宮から来た神々に、修行のやり方とか、神様としての心構え、神格を上げる方法など、とにかくいろんなことを明治天皇は教えてもらったそうです。たくさんの指導、アドバイスを受けたと言っていました。
「それは……すごいですね。そこまで特別なのは、この神社が東日本の伊勢神宮のようになる、多くの参拝者が集まると予想されたからでしょうか?」
創建された時点で、将来たくさんの人が来て、多くの信仰を集める神社になる、ということはすでにわかっていたそうです。その規模を考えると、明治天皇はそれなりの神様にならなければいけないし、それなりの格の高い神社にしなければいけない……ということで、指導に来たそうです。
「伊勢神宮の神々が指導をしに行ったという神社は、他にありますか?」
この質問に、明治天皇は聞いたことがないと言っていました。たぶん明治神宮だけだと思います。
明治天皇はたった100年でここまで? というくらい大きくなり、伊勢神宮の神様(私担当の男性の神様です。詳細は『にほんの結界 ふしぎ巡り』に書いています)が着ていた服と同じ服を着ていました。伊勢神宮の神々に指導をされたということで、なるほど~と納得できました。
「願いが叶わなくても、あきらめずに何回か来てみなさい」
「ここに参拝に来る人に何か伝えたいことがありますか?」
参拝者数日本一の明治神宮には、膨大な数の人が来ます。こうなると全員の願いを叶えるのは無理です。ここで明治天皇が心配していたのは、願掛けをしたあと叶うだろうと期待をして、結果を待っている人のことでした。
神様側からすれば、どうしても叶えてやれないという願いのほうが多いわけです。そこにはいろんな事情があります。叶えてはいけないものもあるし、今はその時期ではない、という理由もあります。参拝者が膨大なので、どうしても手がまわらないこともあるそうです。
「期待して結果を待っている人には申し訳ない。謝っておいてくれ」
「えーっ! 神様が人間に謝るんですか?」
「かまわぬ。謝っておいてくれ」
本当に誠意のある神様です。
ここで明治天皇からのアドバイスです。1回願掛けをして叶わなかったからといって「もうダメだ」とあきらめないことが大事だそうです。「同じお願いをもう1回したところで、叶わないだろう」と決めつけるのもよくありません。
「初回の参拝で叶わなかったとしても、何回でも来なさい」
明治天皇はそう言っていました。手がまわらないことが何回か続いても、たとえば3回目には順番がまわってくるかもしれない。もしかしたら時期待ちの期間かもしれない。人間にはわからない事情があるので、早々にあきらめなくてもよい、とのことです。
つまり、明治天皇はすべての人の願いをなんとか「叶えてやりたい」と思っているのです。どの人にも幸せになってほしいという、その思いが非常に強い神様です。人間思いなのです。
「願いが叶わなくても、あきらめずに何回か来てみなさい」
これが明治天皇から皆様に一番伝えたいことだそうです。
東京でひっそりスピリチュアル
神社仏閣を中心に、東京都内のスピリチュアルなおすすめスポットをまとめた書籍、桜井識子さんの『東京でひっそりスピリチュアル』。神様とお話しできる桜井さんだから書けた、驚きの新事実が満載の本書から、代表的なスポットをいくつかご紹介します。